40m/sec
最近私のゴルフ練習で異変が起きています。今までどんなに頑張っても、37m/sec しか出なかったヘッドスピードが、嬉しいことに40m/sec となりました。運動エネルギーは速度の二乗に比例するので、飛距離は約15%向上すると期待しています。
この間の久し振りのラウンドで、散々な結果が出たことから、先生に相談し、先生の指導のスイングにするようにしたら、一気にスピードが上がりました。
分かってみたら、普通の人が疑問に思わずやっているゴルフの常識的スイングが私は長い間できていなかったということでした。
常識的スイングというのはゴルフは身体を斜めに傾けて構えますが、その傾けたままで振り子のようにクラブを振るということです。私はスイングが始まると身体が起き上がっていたのではないかと思います。
腕はブランコの紐のようにブラブラ、斜めに構えてひねった腰を素早く回転させる、これで面白いようにヒットできるようになりました。
とにかく、ヘッドスピードは上がる、ショットの精度はよくなる、スイングの感覚が単純になるなど、今「目から鱗の体験」を、大げさに言うと生まれて初めてしていて、生きている間にやれた喜びを感じています。
先生に言わせると、この半年間のグリップや腕の振りの矯正等があったからこそできるスイングと言われますが、この半年間、本当に基本に戻ってやり直したことが、ようやくバラバラでなく、つながって結果を生み出す時期に来たようです。
ゴルフに限らず、サックスなどの習い事の先生は、ご自分では常識的なやり方はほとんど無意識でできているのではないかと思います。だから、常識的なことを教えるのは体験していないことを教えるので、難しいと思います。ところが、今のゴルフの先生は生徒が常識的なことができないその苦しみをよく理解され、適切にアドバイスしてくださいます。
今までに習った先生や先輩と違うところは、決して自分の型を押し付けず、生徒の悩みを素直に聞いて、いろいろな処方箋を提供してくださる点です。生徒はそれを試す中から自分に合うものを見つけ出し、自分で開眼していくというスタイルで教えてくれます。
話を素直に聞いてくださる、いろいろな処方箋を次々出してくださるといった、今の先生に出会えたことが、とても幸運だったと思っています。
翻って、サックスですが、サックスも常識的な基本動作について勘違いしないようにしなければと思います。
「腹式呼吸で、歌うように吹く」というのは間違いなさそうなので、これに注意して、どの音もきれいに出るようにというのが、今は課題と思って取り組んでいます。
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コメント
私もサラリーマン時代、教えたり、説明する時の表現方法には苦労し、
テニスのレッスンではコーチの表現方法を理解するのに難儀したものでした。
なんでも同じなのでしょうが、ことにサックスの口の中、お腹の中は見えないだけにやっかいですね。
大昔、テニスのフォア・ストロークではコーチから「もっと右膝を下ろして!」と言われ、
私は「これ以上下ろしたら、膝がコートに着いてしまう・・・」とビビリながら思い切ってやってみると、
膝はコートには着かず、コーチから「それで良いんです!」と言われたのを思い出します。
投稿: おじさんのサックス | 2005/10/27 9:43:19