ザ・ビートルズのCDでマイ・ボニーを聞きました
ザ・ビートルズのCDがアマゾンから届き、早速マイ・ボニーを聴きました。
1961年演奏の歴史的なCDだということを初めて知りました。
アップ・テンポで歌われるマイ・ボニーはMy Repertoryに掲載されている楽譜のリズムのマイ・ボニーです。
この頃は私は未だ高校生で、今と違ってイヤホンで音楽をガンガン聴くといった時代でもなく、ビートルズにも全く興味がありませんでした。そのため、当然のことながら、私の頭にあったマイ・ボニーはこれとは全く違ったマイ・ボニーだったので、当初苦労したことがよく分かりました。
家内にこれを聞かせると、”騒音”でしかないとのこと、ロックが嫌いな人にとっては確かにそうかもしれません。私は嫌いではありません。ヴォリュームを上げてこの”騒音”?の中に身を置くのはとても心地良いです。
入門用の曲集と思われるMy Repertoryの冒頭に何故この曲が掲載されたのか分かりませんが、ロックが嫌いな人は、このマイ・ボニーは吹いても楽しくないと思います。またロックを理解した感覚で乗り乗りで吹かないと、伴奏君のリズムとはマッチしないと思います。
1曲を繰り返し練習して、予想外の効果も体験しています。
①運指に慣れてくると、きれいな音出しに意識が向き、いろいろな息の吹き込み方をしてみて、一番楽にきれいに音が出るようにやってみるようになりました。その結果アンブシュアやお腹から息を出すことが固まりつつあります。
②時々中音「レ」が暴れる原因がよく分からなかったのですが、タンギングが上手くない時に暴れることが分かってきました。リードかと思って、いろいろ変えても直らず、「レ」の出だしのところできちんとアタックが出来、スパッとリリースしないと暴れることが分かりました。
③ロックをロックらしく吹くにはタンギングが上手くなることが必須と自覚しました。それで、このマイ・ボニーにこだわっていると、だんだんタンギングが上手くなっていくようです。またタンギングをうまくやるには、マウスピースを咥える位置がとても大切と分かってきました。リードと舌の関係がマウスピースを咥える位置と微妙に関係していて、これがずれるとタンギングも乱れると感じています。
ゴルフでグリップや腰、肩の回転などをチェックしながら1本の短いクラブでトコトン打ち込み続けると、正しいスウィングが出来上がって行くのと同じ体験をサックスでもしていると実感してきました。クラブ(曲)を変えるとそちらに意識が向いて、基本の反復チェックができなくなってしまうのです。
この意味ではマイ・ボニーはゴルフのサンドウェッジと似た関係にあり、My Repertoryの冒頭にこれが掲載されているのはとても有意義なことだと思います。そこまで考慮して選曲されたのだろうか・・・・ アップ・テンポなこのような曲では瞬間的な各音符の正しい、きれいな音出しとタンギングの巧拙を意識せざるを得ないので、基本訓練のためにとても良い曲と思います。
タンギングが一段飛躍した自覚を持てる日が来て欲しいです。
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コメント
み~さんへ
順調に再生できて良かったです。
音を出さないで運指の練習をするのもとても大切と思います。
なお、メトロノームを使わないで、伴奏君に頼り過ぎると、正確なリズム感の訓練が雑になる危険があると気が付きました。またゆっくりしたテンポで正確な練習をすることが重要です。こんな反省をこれから書いて行く予定ですので、参考にしていただけると幸いです。
投稿: manchan | 2006/02/22 23:44:14
こんばんは(^^)
MyRepertoryのFDが届きました♪
自宅はアパートなので、音を出して練習は無理ですが
伴奏に合わせて運指の練習くらいはできるかな~って思ってます。
投稿: み~ | 2006/02/22 22:48:26