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2006.02.28

いろいろな曲想のマイ・ボニー

相変わらずマイ・ボニーを中心に練習しています。
その中で、基礎訓練も兼ねてやっているのは、
①中音「レ」や「ミ」が出し難く、チューニングでは高音側にずれやすく、特に中音「レ」は疲れてくると喉を絞めてしまい異常音になりやすいので、これを中心にロングトーンを行って口に息の入れ方を覚えさせる。
②きれいなタンギングを繰り返し訓練の中で覚える。
です。
リズムは、通常のテンポを20遅くして、これでキチンと拍を数えてリズムが合うことを確認してから、少しずつテンポを上げて、どんなテンポでもリズム感が狂わないようにして行くことに取り組んでいます。

難題は曲想を付けることです。
ザ・ビートルズのCDではイントロ部としてスローテンポのいわばクラシック調のマイ・ボニー、その後にアップ・テンポな、家内に言わせれば騒音でしかないロックのマイ・ボニーが歌われています。しかもロックのマイ・ボニーも一番目と2番目では違う曲想です。
My Repertoryに付属しているMIDIの伴奏は2拍目と4拍目に強いドラム音があり、これに合うのはこのロックのマイ・ボニーだと思い、私もロックに挑戦してみようとして今までやってきました。しかし、これにはサックスの方も大音量で、タンギングもきれいにし、強弱も大きくつける、アドリブも入れるとかが必要のようで、現在のところは私の技術が付いて行かず、まさに騒音になるのでギブアップの状態です。
一方、スローテンポだとドラムの伴奏にそぐわないので、現在はちょっと洒落た感じの唱歌風マイボニー???を追求していますが、今のところ平面的なマイ・ボニーからなかなか脱することが出来ていません。運指、リズムが合っていても、「恋人は海の彼方に」といった雰囲気のマイ・ボニーが吹けるようになるまでには、まだまだ練習が必要で、1.000回吹くまでには吹けるようになりたいと思います。

この後に掲載されている、スワニー河(故郷の人々)、エーデルワイス、ダニー・ボーイでは誰が歌ってもそんなに差がない曲想になると思いますが、マイ・ボニーはいろいろな曲想で歌われてきているようです。
リズムが難しく、曲想を付けるのも難しいこのマイ・ボニーがMy Repertoryの冒頭にあるのは、後で振り返るといいのかもしれませんが、私は大苦戦しています。

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2006.02.27

ESMのマウスピース購入の思わぬ効果

ESMのマウスピースにRico JAZZ SELECTの2HARDのリードを付けてマイ・ボニーを練習しました。ESMのマウスピースは今まで使っていたセルマー S90 180 に較べてティップ・オープニング(先端のリードとマウスピース隙間の幅)が広く、大音量になる代わりにお腹の底から息を入れるようにして吹かないと音が出ません。そのかわりに強弱が大きく付けられ、ダイナミックなロックを吹くことが出来そうです。出来そうというのは録音をしてみると、確かに音は大きいのですが、音はきたなく、この吹き込み空気量できれいな音出すのは、相当の訓練と肉体的進歩を必要としているように思います。
CDで聴いたようにロックをロックらしく吹くのは、こんなことで難しいことなんだと、初めて認識しています。

ところで、ESMのマウスピースで1時間ほど練習した後、セルマーに戻してやってみました。リードは今まで使っていたRico JAZZ SELECTの2HARDをそのまま付け替えました。ところがチューニングしようとすると、低くてどうしても合いません。それで従来から使っているRico GRAND CONCERT SELECTの2半に変えてみると、ぴったりチューニングできました。これが普遍的に正しいことなのかは分かりませんが、今日の結果はこうなりました。

その後、今度はセルマーのマウスピースで練習したのですが、ESMで練習してきた感覚で大量に息を入れようとすると入りません。静かに、抑制した感覚で、丁寧に入れてやるときれいな音で鳴ります。不思議なことに、ESMほど限界まで頑張った息入れでなくてもよいとなると丁寧な息を落ち着いて、ゆとりを感じながら入れることができるのです。ティップ・オープニングの広いマウスピースでの目一杯の息の入れ方に慣れた体だと、ティップ・オープニングが狭いマウスピースに対する息の入れ方に無意識の内に余裕ができているのです。
いわゆる自然な力を抜いた感覚の息入れができるのです。
これは思わぬ効果です。
私の今の腹式呼吸、技術ではESMのマウスピースを使いこなすのは大変ですが、セルマーのマウスピースへの正しい息入れに対する効果は抜群です。

こんなことで、セルマー使いこなしのコツを思いがけずつかめたので、当分セルマーとESM両方で練習しながら、正しい息づかい、結果としてきれいな音の出し方も極めて行きたいと思います。

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2006.02.26

ESMのマウスピースを購入して新発見

060226mouthpiece_s先回のレッスンでチューニングに苦労し、その時、私の愛機セルマーの場合、マウスピースをメタルに変えると音程が高くなると先生に言われたことがずっと頭にありました。
一昨日も練習前にチューニングしていて、音程が低いままで、なかなか合いません。
そこで、思い切って、横浜にある楽器店に電話して、女性店員にマウスピースの話をしてみました。
横浜に出かけた時、たまたま立ち寄った楽器店でリードを買ったことが縁になって、「管楽器アドバイザー」の肩書きが名刺に書かれていた女性店員を知りましたが、その後も数回訪れて、サックスの話をするようになっていました。この女性店員は自身ではトランペットを演奏するそうですが、サックスのこともよく知っていて、アドバイスが適切なこと、またかなり太り気味ですが元気がよく、とても気さくなので、私は気に入っています。

060226mouthpiece_eいろいろ話しましたが、どうもいきなりメタルに変えるということより、メタルでなくてもメイヤーとかESMとか、変えてみるのに価値がありそうなマウスピースがいろいろありそうです。
またメタルは吹きこなすまでに、相当の時間も必要みたいです。
そこで練習を中断して思い切って横浜まで出かけ、直に現物を見て話を聞くことにしました。
その結果購入したのが写真下のESM(ERNST SCHREIBER MICHELSTADT Made in Germany)です。
6★Alto Jazz MRという型番です。

さらに昨日はリードも今まで主に使っていたのはRico GRAND CONCERT SELECTの2半ですが、Rico JAZZ SELECTの2HARDに変えてみました。

これでいろいろやってみたのですが、結論を書きますと以下です。
①マウスピースによって、こんなにも息を吹き込むときの感覚が異なることを初めて知りました。息が入る抵抗感がまるで違います。
②音の大きさ、質が異なります。
③写真のようにセルマーとESMではマウスピースの差し込み深さが違ってきます(写真上:セルマー、写真下:ESM)。
④JAZZリードも初めて使ってみましたが、音の質が随分違うと思います。一言でいうと今までの音にくらべてキンキンした感じがあります。
メーカーのカタログによると以下となっています。
GRAND CONCERT SELECT:透明感のあるまろやかでふくよかな音色
JAZZ SELECT:ジャズ・ポピュラー音楽に最適の優れた柔軟性と鋭いレスポンス

ということで、今までこのブログや他の方のブログでサックス愛好者の方々と息の入れ方の情報交換をしてきましたが、それぞれがお使いのマウスピースによって、それぞれが感じられていることが随分異なるのではないかと思えてきました。
例えば私の場合、チューニング時「優しく、ゆっくりと息を入れる」ということをポイントにしていますが、これはセルマーのマウスピースに言えることだと分かりました。

ESMのキャッチフレーズに「パワフルなffが得られ、ppでも素早い伝達を可能にします」とありますが、マイ・ボニーはこれができると思う通りに曲が表現できることになります。ただ吹き始めた感じでは、吹きこなすのが大変そうです。

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2006.02.25

実践的なチューニングとロングトーンのやり方に気が付きました

マイ・ボニーに出てくる各音階についてロングトーンをやって、それぞれの音がチューニングできているかを確認しています。
いつも練習に疲れてくると、中音「レ」の音が異常になることが多いことから、先ず中音「レ」の音を何回も確認しました。アンブシュア、息の方向、喉の開け方などで微妙にチューニングメーターが振れます。
ネックの曲がり部分に向かって、リードとマウスピースの隙間を狙ってお腹から息を吐き出して丁寧に息を入れる感じで吹くと良いのが分かるのですが、これが演奏の流れの中でもできなければなりません。演奏中は中音「レ」のように出難い音になると、無意識に口や喉に力が入ってしまい、単音のロングトーンのようにできなくなってしまうようで、これの克服が課題です。
今まではロングトーンと曲の演奏は別々のメニューとしてやってきたので、ロングトーンではチューニングにこだわっても、曲の演奏になるとチューニングのことが頭にありませんでした。
お恥ずかしい限りですが、今になってやっとこのまずさに気が付きました。
中音「レ」がきれいに大きな音で吹けることはマイ・ボニーの曲を表現する上でとても大切です。

先回のレッスンで、ロングトーンは拍を数えてやるのではなく、一つの音に対してお腹から息を吐き出し尽くすまで吹き続けるやり方が効果的だと教わりました。これを曲に使われる音について重点的にやると、今まで演奏していて出しにくかった音も徐々にきれいに出せる方向に向かっていく感触を得ることができました。
ロングトーンでこれを十分やった後で、マイ・ボニーのテンポを遅くして、吹きながら確認すると、だんだんうまくきれいな音が出せるようになっていると実感できます。こうしてみると、今までは出難い音ほど肩に力が入って、口先で力一杯吹く感じになっていたことにも気が付きました。

今まではロングトーンを独立させて、基礎訓練なのでつまらなくても我慢してやらなければならないものと考えてきましたが、曲の中で問題な音について重点的にロングトーンをやると飽きも来ないし、曲の演奏もきれいになるので、とても効果的で、私に合った練習法です。

この練習で、基礎を大切にした練習の大切さが自覚でき、数週間続けたがむしゃら練習のまずさを反省しています。

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2006.02.24

基本に戻って「マイ・ボニー」の練習を続行しています

1,000回も吹けばそのうち何とかなると思い、通常のテンポで練習してきたマイ・ボニーですが、レッスンで音程、リズムの正確性、曲想表現の基本的なことに多くの欠陥があることを思い知らされ、テンポをずっと遅くして丁寧な練習の再構築をすることにしました。
このように反省してやり直そうという気持ちにさせられるので、やはりレッスンでの指摘が貴重です。

以下の4点について、徹底的にやり直そうとしています。
①各音階の音を正確に出すこと(チューニング)
②音がきれいであること(私の感覚では優しく、透明な音)
タンギングを改善して各音の出だしの切れをよくすることも課題です。
③リズムを正確に取ること
テンポを遅くすると、リズムがずれるとはっきり分かるので、正確なリズムを刻む訓練にとても役に立ちます。足とかできちんと拍を数えながら、丁寧にリズムをとる練習をしています。
④強弱のメリハリをつけた演奏
先生からは、付点4分音符のところを均一の強さで吹くのではなく、出だしを強く、その後は弱くなるような吹き方にするとスピード感がある演奏になると教わりました。ミーレーではなく、ミィィレェェといった感じです。アップ・テンポな吹き方ということなのでしょうか。

テンポを通常より、20遅くして、これらをきちんと確認しながらマイ・ボニーの繰り返し練習をしています。

これだけをやっているとつまらないので、時々通常のテンポに戻してみると、不思議なことに、通常のテンポで何回練習しても出来なかったことが出来るので、不思議です。
このことは分かっていたのですが、マイ・ボニーはたまたま運指が易しかったので、直ぐ通常のテンポにして練習していたのが結果的に失敗でした。
通常のテンポで速い曲を吹くと、一見リズムが合っているかのように思いますが、この練習方法は一番まずいやり方ですね。
この点もゴルフ練習とよく似ていて、ゴルフでも直ぐフルショットでボールを飛ばす練習をしたくなりますが、本当は小さなスウィングや短いクラブで正しい体の動きができるようになることを徹底的にやることが基本です。ところがこの練習はつまらないので、直ぐクラブを振り回したくなって、結果として下手を固定する練習になってしまいます。今はプロの適切な指導のお陰で、このつまらない練習を楽しんでやれるようになりました。

自分の演奏でリズムが合っていないのを公開してしまい恥ずかしい限りですが、練習に励み、改善版を早くアップできるようにしたいと思います。

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2006.02.23

サックス レッスンの記録(19回目は休んで20回目)

今日は20回目のレッスンでした。19回目は休んだので、約1ヶ月振りのレッスンです。
楽器が温まってからチューニングすることにし、先ずC Majorで低音ドから高音ファまで4拍ずつの音出しをして、その後チューニングを各人行いました。
今日は今までの方法とは違って、伴奏君でF♯の音を出し続けて、それに一致しているかを耳で判断するやり方です。今までのように、チューニングメータで短時間合って合格ということではなく、ロングトーンで合い続けなければ合格できなく、一段厳しいチューニングです。私の耳ではなんとなく低く聞こえたので、その旨先生に話すと、その通りだと言われました。
もっと口の両脇を締めて、舌を少し上げる感じで息を出す所を狭くしてみるように言われ、そんな感じでやってみたのですが、一向に合いません。
中音F♯はなんとか合って、今日のところは仕方なくお許しが出ました。
帰ってきてやり直してみて気が付きました。教室では緊張して口に力が入ってリードの振動を殺していたのです。このことは既に2ヶ月も前(昨年11月)に気が付いていたのに、最近家での練習はチューニングをサボって、曲の練習を直ぐ初めていたのですが、そのサボリの結果がはっきり現われて大切なポイントを忘れてしまっていました。
私の感覚では「優しく、ゆっくり息を入れる」と上手くチューニングできるのですが、レッスンではあせって、ますます力一杯吹き込もうとして、全く逆のことをしてしまったのです。私の感覚では「優しく、ゆっくり息を入れる」ですが、人によっては「細く、速く入れる」、「口の両脇を締めて、舌を少し上げる」という感覚かもしれません。見えない口の中の表現なので、全ての人に分かる共通の表現が難しいです。

今日はチューニングに始まって、マイ・ボニーもやりましたが、リズム、音色、曲想表現など、まだまだ未完成であることを自覚しました。
そこで、レッスンが終わって帰ってから再度復習してみましたが、やはり上記したような息の入れ方ができた時にきれいな音になります。また、この吹き込み方でチューニングできている時の音は優しく、透明感のある良い音になります。このことを再認識しました。
過去にやった「アニー・ローリー」や「聖者の行進」はこのような息の入れ方がかなりゆとりを持ってできるようになりましたが、「マイ・ボニー」ではまだまだ肩に力が入って、ゆとりのない、キーキーした音です。
こんなことで、リズム、チューニング、曲想表現に厳しい先生の指摘を受け、やはり基本に忠実に愚直にあせらず練習を積み重ねることが大切ということを、改めて思い知らされた今日のレッスンでした。
そこで、鉄則通り、再度テンポを落として、きれいな音やきちんと拍を数えることなど、基本からチェックしながら、1,000回吹きを続けて行くことにしました。

3月末に、シニアグループの受講生が一堂に会して、お互いの演奏を聞く発表会が開かれることになりました。後1ヶ月、「マイ・ボニー」をなんとかきれいに吹けるようになりたいと思います。

なお、きれいな音作りにこだわった書き込みを続けていらっしゃる「おじさんのサックスさん」のブログで、チューニング再出発のことが最近書かれていますが、今日のレッスンでは私も奇しくもチューニング再出発の体験となりました。
「おじさんのサックスさん」のこだわりが、私の上記のようなこだわりにもつながりました。「おじさんのサックスさん」おかげさまでとても参考になりました。

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2006.02.22

ザ・ビートルズのCDでマイ・ボニーを聞きました

beatlesザ・ビートルズのCDがアマゾンから届き、早速マイ・ボニーを聴きました。
1961年演奏の歴史的なCDだということを初めて知りました。
アップ・テンポで歌われるマイ・ボニーはMy Repertoryに掲載されている楽譜のリズムのマイ・ボニーです。
この頃は私は未だ高校生で、今と違ってイヤホンで音楽をガンガン聴くといった時代でもなく、ビートルズにも全く興味がありませんでした。そのため、当然のことながら、私の頭にあったマイ・ボニーはこれとは全く違ったマイ・ボニーだったので、当初苦労したことがよく分かりました。

家内にこれを聞かせると、”騒音”でしかないとのこと、ロックが嫌いな人にとっては確かにそうかもしれません。私は嫌いではありません。ヴォリュームを上げてこの”騒音”?の中に身を置くのはとても心地良いです。
入門用の曲集と思われるMy Repertoryの冒頭に何故この曲が掲載されたのか分かりませんが、ロックが嫌いな人は、このマイ・ボニーは吹いても楽しくないと思います。またロックを理解した感覚で乗り乗りで吹かないと、伴奏君のリズムとはマッチしないと思います。

1曲を繰り返し練習して、予想外の効果も体験しています。
①運指に慣れてくると、きれいな音出しに意識が向き、いろいろな息の吹き込み方をしてみて、一番楽にきれいに音が出るようにやってみるようになりました。その結果アンブシュアやお腹から息を出すことが固まりつつあります。
②時々中音「レ」が暴れる原因がよく分からなかったのですが、タンギングが上手くない時に暴れることが分かってきました。リードかと思って、いろいろ変えても直らず、「レ」の出だしのところできちんとアタックが出来、スパッとリリースしないと暴れることが分かりました。
③ロックをロックらしく吹くにはタンギングが上手くなることが必須と自覚しました。それで、このマイ・ボニーにこだわっていると、だんだんタンギングが上手くなっていくようです。またタンギングをうまくやるには、マウスピースを咥える位置がとても大切と分かってきました。リードと舌の関係がマウスピースを咥える位置と微妙に関係していて、これがずれるとタンギングも乱れると感じています。

ゴルフでグリップや腰、肩の回転などをチェックしながら1本の短いクラブでトコトン打ち込み続けると、正しいスウィングが出来上がって行くのと同じ体験をサックスでもしていると実感してきました。クラブ(曲)を変えるとそちらに意識が向いて、基本の反復チェックができなくなってしまうのです。
この意味ではマイ・ボニーはゴルフのサンドウェッジと似た関係にあり、My Repertoryの冒頭にこれが掲載されているのはとても有意義なことだと思います。そこまで考慮して選曲されたのだろうか・・・・ アップ・テンポなこのような曲では瞬間的な各音符の正しい、きれいな音出しとタンギングの巧拙を意識せざるを得ないので、基本訓練のためにとても良い曲と思います。
タンギングが一段飛躍した自覚を持てる日が来て欲しいです。

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2006.02.21

恥ずかしながらマイ・ボニー250回練習後の演奏を公開します

マイ・ボニー1,000回吹きにチャレンジ中ですが、現在約250回目くらいです。
もう指は問題なく動くのですが、ジャズのリズムに乗ったマイ・ボニーにならず、苦戦しています。

吹く技術としては、
①タンギングがイマイチで、音の切れが良くない。
②出だしのソ(Myのところ)をもっときれいにしたいと思います。これもタンギングの技術と関連しています。
③中音「レ」が時々異常音になります。
④以前に較べると、音は随分きれいになってきたと自画自賛しているのですが、未だに肩に力が入り、気が付くと歯でマウスピースを締め付けていたり、喉を締めていたりしています。お腹の底からゆとりを持って息を吹き出すことを意識して吹いています。

曲想の作り込みとしては、
①強弱をもっと付ける。
歌詞のイメージを表現するにはどんな吹き方が良いのか、購入中のビートルズのCDも聴き込んでさらに工夫してみようと思っています。
②いわゆるビートをもっと利かせた吹き方ができると良いのだと思いますが、これはタンギング技術の進歩が必要と思っています。
②アドリブが入れられると素晴らしいのですが、1,000回目くらいになると少しは真似事ができるかなと夢みています。

ところで、録音しようとするだけで、もう緊張して1曲全部間違わずに吹くことができません。
ここに掲載したのも一部間違っていますが、もう諦めてこれを掲載しました。

マイ・ボニー(約250回練習後)
My Bonnie is over the ocean
My Bonnie is over the sea
My Bonnie is over the ocean
Oh bring back my Bonnie to me

Bring back, bring back
Bring back my Bonnie to me, to me
Bring back, bring back
Oh bring back my Bonnie to me

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2006.02.20

ゴルフ練習とサックス練習の共通点

私の現在の2大目標は①人に聞いてもらえるレベルでサックスが吹けるようになること、②今後の加齢による体力の衰えにも対応できるように、ゴルフ理論通りの素直なスウィングを身に付けること です。
現在このための練習に取り組んでいますが、この両者の練習には多々共通点があることを、以前ゴルフ経験のある人から教えられ、それ以来このこの共通点を意識しながら練習してきました。
整理の意味も兼ねて私が実感してきたことを書いてみますと、以下です。

①基本を身に付けることにこだわり続けることが大切。
ゴルフの基本はグリップ、アドレス、リズムですが、サックスはアンブシュア、ストラップの長さ、腹式呼吸になるかと思います。
②当てる、鳴らすのは簡単だが、ナイスショットや美しい音が出せるようになるためには、大変な訓練が要る。
当てるだけのスウィングが身につくとうまくならないし、好不調の波が激しく、それが何時までも続く。サックスも同様で、間違った鳴らし方ではいつまでもきれいな音にならないのではと思っています。
③良い師匠につくことが重要。簡単に当たったり、鳴ったりするので、直ぐ自己流の悪い癖がつきやすい。一旦間違ったものが身につくと、直そうとすると大きな身体の違和感を克服しなければなりません。その違和感を「それでいいのだ」と指導してもらえることが大切と思います。
④身体で分かるようになるまで単純な繰り返しの訓練が重要。
ゴルフではレッスンプロの指導の下で、一番短いサンドウェッジでレッスンプロが指導する球筋の球が打てるまで、トコトンこだわって練習を続けている内にパッと開ける時期がきました。今サックスでマイ・ボニーの1,000回吹きにチャレンジしてみて、これと同じ感覚が持てそうな気がしてきました。マイ・ボニーはたまたまサンドウェッジのような基本ができているかをチェックしやすい曲だったのかもしれません。
本当は教科書通り、ロングトーン、タンギング、スケールの練習をするのが大切と思いますが、この基本を分かった上で、曲の1,000回吹きをやるのは正しいと今は思っています。
というのは、これらの基本練習を録音しても自分の欠点は自覚し難いですが、曲だと素直に自覚できるからです。
⑤正しい基本訓練の継続で、正しく筋肉を鍛えることが重要。
ゴルフでは間違った練習をすると、本当に必要な部位の筋肉が発達するのではなく、間違ったスウィングを固定化するように、間違った部位の筋肉を鍛えることになります。サックスも口周りの正しい筋肉が鍛えらることが重要のようです。
⑥肩の力を抜く。
簡単なようでなかなかできません。これ単独を意識してもできるようにはならないで、基本が身についてきれいなショット、音が繰り返し、再現性よく出るようになるにつれ、自然に抜けるようになるということでもあると思います。
⑦グリップ、アンブシュアの力を抜く。
ゴルフでグリップの力を抜くことが如何に大切かを思い知りました。力を抜いているのにしっかりグリップできているというのが一つの極意と思いますが、グリップ改造の指導を受けて取り組んでもう10ヶ月も経過していますが、ようやく8合目くらいの完成度になってきたかなというところです。アンブシュアも似た経過をたどるのかもしれません。

(追伸)マウスピースを咥える位置を変えたら水がたまり難くなったと書きましたが、昨日はやたら水がたまりました。やはり水は息が結露するのが理屈なので、部屋の温度、湿度に影響されると思います。暖房を入れてやると水はたまりません。

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2006.02.19

下手を固定しないように注意しながら1,000回吹きに挑戦

マイ・ボニーの1,000回吹きに挑戦を続けています。
この挑戦を始めてから、予想していなかった思わぬ効果が現れてきました。
今までは、同じ練習を続けると、中音レが暴れ音になり、これがまた再現性よく暴れ(「キー」と引きつった音になる)、息の吹き込み方を変えたり、サックスに水がたまったり、リードが湿りすぎ?たりしたのかと思って、リードを替えたり、スワブで全体を拭いたりとかしても直らないので、どうにもならないので練習を打ち切っていました。
今回は1,000回吹きの目標なので、練習を打ち切らずさらにいろいろやってみて、2時間吹きつづけても音が暴れなくなりました。
自分なりに気が付いたことは以下です。

1.マウスピースを咥える位置をホンの少し浅くしました。感覚的にはマウスピースが口から外れるのではないかと不安になる感じがするのですが、実際にはホンの少しの調整です。
丁度ゴルフでフォームを変えた時、違和感がすごいですが、実際には微調整でしかないのとよく似ています。
これで、細く、丁寧に狙いを定めて息を吹き込めるアンブシュアになったような気がしています。
疲れてきて無意識的に上下の歯でかみ締めてしまって暴れ音になっていたのかも知れないのですが、この咥え方だと歯への力が抜けるような気がしています。
またこの咥え方だと、従来よりネックの曲がりの部分を狙って吹き込みやすいと感じています。顎をしっかり構えて、ネックの曲がりの部分を狙って吹き続けると、暴れ音が出ない結果になっています。

2.現在200回目に近づきつつありますが、運指やリズム取りが自然体になってくるにつれ、やさしく、丁寧に息を吹き込むことに意識を向けるゆとりが生まれてきて、アンブシュアや肩から変な力が抜けてきているのが実感できてきました。つまりお腹からネック部分に向けて息を吹き出すことにだんだん集中できてきました。

3.アンブシュアを変えたことで、舌とリードの位置関係がよくなり、タンギングもきれいになってきました。「そうか」と目から鱗です。

ゴルフでは結果を求めて、ドライバーを振り回し続けるような練習も今まで随分やってきましたが、今はシャフトが一番短いサンドウェッジの練習に半分以上の時間を割いています。今教わっている先生の適切な指導で、やっと基本を愚直にやれば全てが良くなることが実感できたので、その基本習得結果が一番現れやすいサンドウェッジで、正しい球筋を出すことにこだわって練習しています。
ゴルフでは、基本を間違えて練習すると、練習すればするほど下手を固定する練習になるということがあります。この後悔を今までいやというほどしてきて、今やっと素晴らしい指導者に出会えて、目が覚めています。
サックスでも下手を固定しないようにしなければと、1,000吹きには注意が必要です。
録音、確認、修正、録音の繰り返しはとても面倒なのですが、今回は下手が固定された無駄な結果にならないように、この面倒なことをトコトンやってみるつもりです。

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2006.02.18

マウスピースを咥える位置について新発見

マイ・ボニーの1,000回吹きにチャレンジしています。
リズム感が身に付いているかも確認するために、テンポを速くしたり、遅くしたりして、追随できるかも確認しています。
今までで、100回は吹けたと思います。

時々録音も聞いて、確認していますが、課題と思われることは、
1.各音の出だしがきれいでない(一瞬「プッ」といった感じになって、「プー」と自然な出だしになっていない)。これは特にビートを利かせようと強い音をスパッと出したい時に上手くできません。
2.音の切れが良くない。音と音の間がスパッと切れていない感じです。
3.音はもっときれいにしたい。機械音でなく、人間のきれいな声に似たような音に。
です。これができて、4ビートで、2拍目と4拍目のドラム音にマッチしたリズム感あふれる演奏になると、聞けるものになるのだろうと、思います。

この課題をを改善すべくいろいろやってみて、気が付いたことは、
1.タンギングがまだまだ未熟です。いわゆるタッチ&リリースに切れがないので、音の切れがきれいでないのです。
この改善のために、舌の動きに注意しながら吹いているのですが、なんどもやっている内に、舌の力を抜くことが大切と気が付きました。「タンギングをやるぞ」と構えるのでなく、舌の力を抜いて、サラッとやると良いのではと思い、これを当分追求してみようと思っています。
2.音の出だしの改善は、マウスピースに力のある息を均一にブレなく入れていくということかなと思いチャレンジしていますが、なかなかきれいになりません。
やっている内に気が付いたのですが、ほんの少しマウスピースを咥える位置を先端の方にして、ネックの曲がり部分に向けて細く、力強くお腹から息を吹き込むと改善される方向のようです。音全体もこれの方がきれいになると感じています。
さらに、この方法にしたら、ベルに水がたまらなくなりました。今まではやたらたまっていたのです。どうも今まではマウスピースの咥え方が間違っていたのかもしれません。

録音して聞きながらの1,000回吹きはとても根気が要る作業ですが、始めてみるとこのように意外に効果的なようです。
単純なロングトーン、タンギング、スケールの練習も大切とは思いますが、録音を聞きながらの曲の1,000回吹きは、自分で聴きたい曲になっているかということが感覚的に分かるので、初心者でも良いかダメかが簡単に判断できるというメリットがあります。

また、テンポを遅くして練習するのは、やはりきれいな音出し訓練の鉄則だなと再認識しています。速い曲を速いなりに練習すると、曲の追従に一生懸命になってしまって、音出しへの意識が希薄になってしまいます。

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2006.02.17

マイ・ボニー(恋人は海の彼方に)1,000回吹きに挑戦

録音して聞いた自分の演奏があまりにも情けなかったので、マイ・ボニーに戻って、マイ・ボニーを1,000回吹こうと、挑戦を開始しました。
数えるのは大変なので、50時間を目安に吹いてみようと思います。

ところで、このマイ・ボニーをサックスで表現するのになんでこんなに苦戦するのかと思い、マイ・ボニーのルーツを調べてみました。
オリジナルの3拍子のマイ・ボニーはスコットランド民謡ともイギリス民謡とも言われているのだそうです。そしてこの3拍子のマイ・ボニーは私も子供の頃から何処かで聞いてきたと思います。
ところが私の教則本にあるマイ・ボニーは4拍子でアメリカンフォークソングとなっています。いろいろネットで検索してみると、
・ビートルズが1960年代にロックン・ロール調のマイ・ボニーを歌ってヒットしたようだ
・マイ・ボニーは日本では「恋人は海の彼方に」(スリーファンキーズが歌った)という題で1960年代に流行ったみたいだ
・私の教則本に載っているマイ・ボニーも4ビート(というらしいですが?)で2拍目と4拍目にドラムの音があり、裏拍を強く吹く?とかで、ノリノリで吹くマイボニーのようだ
ということを知りました。
つまり、私の中に染み付いている学校の音楽の時間に習ったようなリズムではないのが、この曲に苦戦してきた大きな原因の一つのようです。
そこで、ビートルズのマイ・ボニーを聴いてみようと思い、CD店に行って探しましたが、店員に聞いてももう製造中止になっているとのことで、手に入りません。それならということで帰ってきてアマゾンで注文しました。その代わりにCD店にあったCD検索機でマイ・ボニーで検索し、試聴してみるとHAKATA BEAT CLUBというCDにマイ・ボニーが収録されていて、これが教則本にあるマイ・ボニーと同じリズムのマイ・ボニーでした。ジャズ特有のアドリブまで入った演奏になっています。
一方NHKの英語で歌おうとかいうCDもあり、これのマイ・ボニーは私の知っている3拍子のマイ・ボニーです。同じマイボニーでも曲の感じはまるで違います。
(CD検索機で試聴など初めてやってみましたが、なかなか便利なものですね。頭の毛が薄い老人がイヤホンを当てている姿が、私以外は若者しかいなかったCD店でどんなだったか・・・)

伴奏君のMIDIデータを再生しながらマイ・ボニーの1,000回吹きを開始しましたが、不思議なことに(不思議でもなんでもない当然のことか?) 2拍目と4拍目のドラム音を意識しながら何度も吹いていると、身体が反応して自然と裏拍にも乗った演奏になってきているように思います。身体と心がノリノリの感じになってきたのです。
練習の合間にHAKATA BEAT CLUBのマイ・ボニーも聴いて、このノリノリの感じが合っているかも確認しています。

思いがけず私の身体の中にジャズのリズムが入ってくるきっかけになりそうです。

時々録音してチェックしていますが、リズム感ときれいな音出しが1,000回チャレンジのなかでどんな進歩を遂げるか、楽しみになってきました。自分ではノリノリの良い感じで吹いているつもりでも、録音してみるとタドタドしかったりしているので、何回も録音して微調整が要るようです。ブレス位置一つでこんなに聞こえ方が違うものかということも実感しますので、全てにトコトンこだわって行こうと思います。

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2006.02.16

人に聞かせるには、同じ曲を1,000回練習!!!

実は私は1月のレッスン時から「曲集(My Repertory Vol.2)」に入ったのが嬉しくて曲ばかり吹いていました。最初のマイ・ボニーでは苦戦しましたが、その後の曲は運指、リズムは比較的簡単にマスターできたので、ますます調子に乗って、いきなり曲練習から始めることまでしていました。ところが今週になって、どれどれ成果は如何にと録音して聞いてみたら、がっかりといったレベルを通り越した、とても聞けるしろものではありませんでした。そこでチューニング、ロングトーンと基本に戻って確認したところ、これが全く乱れていました。進歩どころか退化しています。基本ができていない上に、ブレス位置、強弱等がでたらめなので、とても曲として聞こえるレベルではないのです。

吹いている時は、自分の耳にはもっとましに聞こえるのですが、録音してみるとまったく違います。木管楽器は自分で息を吹き込んで吹くから、耳にもなにかの力が働くのか、吹いている時は弦楽器や鍵盤楽器のようにストレートには自分の耳には聞こえないのかもしれません。

ぶつぶつ愚痴っていると、家内が過去にエレクトーンの先生に聞いた話、また最近ハーモニカの先生に聞いた話では、「発表会などで人に聞かせる曲は、1,000回は練習しなさい」と教えられたのだそうです。
1曲約3分として、1,000回吹くには、50時間が必要です。

あれやこれやで、昨日から練習は、以前のように先ずチューニング、ロングトーンから始め、そこできれいな音の出し方をいろいろやってみて、その後曲の練習をすることにし、曲の方も再び「マイ・ボニー」だけに絞って繰り返し練習をすることにしました。
マイ・ボニーもテンポを早くしたり遅くしたりして、どのテンポでもしっかりリズムが取れるかを確認、伴奏君のメロディーを入れたり、切ったりして、伴奏君のメロディーをトレースして、滑らかに音がつながっているかも確認、音の強弱に関わらず自分のイメージした音がきれいに出ているかを確認、といったことで、曲の表現ができることにこだわることにしました。
確かにこのように1曲をいろいろチェックしながら1,000回吹くことで、やっと人に聞かせられる演奏になるのかもしれません。
繰り返しやっていると、運指は自然にできるようになるので、楽譜の音符よりマイ・ボニーの歌詞を口ずさむように吹いて曲想の表現にも留意しています。ただ今練習しているマイ・ボニーは原曲とはリズムが違うので、もともとの歌詞とは違う歌詞をイメージしなければいけないのかなと思い始めました。ビートルズバージョンもあるとのことで、聴いたことがないのですが、これも聴いて見なければ、とこの1曲もいろいろ大変なことになってきました。

こんなことで、サックスは人の心に響く音が出せないと人には聞かせられない楽器ということを、録音して聞いてみてつくづく実感しています。
「おじさんのサックスさん」のブログで、音作りにこだわった日々が掲載されていますが、なるほど、なるほどと、改めて思いつつ読ませていただいています。

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2006.02.14

私の練習用秘密兵器 その2

060214fumendai≪譜面台≫
譜面台です。床にある2本のスピーカーは随分昔に買って埃をかぶっていたDIATONEです。ミニコンポのスピーカーは使わず、こちらを使うようになったので、このスピーカーも生き返っています。
060214kagami
≪三面鏡≫
結婚した時、家内と一緒に見に行って、当時はかなり思い切って買った三面鏡です。これも久しく使われなくて、不用家具化していましたが、音楽室に運び込んで生き返っています。これでアンブシュアや指を見てチェックしています。


ところで、My Repertory の曲は運指が比較的易しいので、伴奏に合わせて悦に入って自己陶酔して吹いていましたが、録音してみてびっくりです。
なんじゃこれは ”音楽ではない!!” 心に響くサックスの温かみや透明感そして深みのある音、曲想に合わせた音の強弱、一つひとつが全くダメです。単に譜面をなぞっているだけです。
教則本にあったアニー・ローリーは比較的うまく吹けています。教則本は曲想を表現しやすいものをレベルに合わせて掲載しているようで、ここまで配慮された選曲なのかと、初めて知りました。My Repertory の曲は曲想表現が数段難しいと思います。
先を急がず、録音したものをじっくり聞きながら曲を作り込んでいく、人に聞いてもらえるようになるには地道な練習の積み重ねしかないようです。
だけど、自己陶酔でも吹いている方が楽しいです。この誘惑に負けず、じっくり基礎練習に取り組むことが真の近道とは分かっているのですが。

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2006.02.13

私の練習用秘密兵器

私の練習用秘密兵器を紹介します。
060213mike≪録音装置≫
ICレコーダーのままでも良いのですが、録音用のステレオマイクをICレコーダーにつないで録音しています。



060213compo≪再生装置≫
ICレコーダーのイヤホン端子をミニコンポのAUX入力端子とつないで、録音したものを再生します。
こうすると、私のダニー・ボーイとサム・テイラーのCDのダニー・ボーイが同じ条件で再生され、自分のレベルをリアルに認識することができます。
060213pasocon≪私の伴奏君≫
私の伴奏君はパソコンとミニコンポとワイヤレスイヤホンです。
結果的に伴奏君より数倍価格が高い装置になっていますが、私のパソコンにYAMAHAのサイトからMidRadio Playerをダウンロードして、それで伴奏君のFPを再生します。MidRadio PlayerにはYAMAHAのXG音源が含まれているので、伴奏君と同じ再生ができるので助かりました。Windows Media Playerでも再生できますが、XG音源でないので、伴奏君とは似ても似つかない音が再生されてしまいます。MidRadio Playerではテンポコントロールやメロディーの部分をマイナスして伴奏だけのカラオケにもできます。
メロディーを大にして、それを耳で聞きながら、自分のサックスから出る音が一致しているかを確認することで、リズムがきちんと取れているかも確認できます。
パソコンの右に置いてあるのはワイヤレスイヤホンです。パソコンのイヤホン端子をミニコンポのAUX入力端子につなぐと、伴奏君の出来上がりになりますが、ワイヤレスイヤホンにつなぐと、しっかり伴奏のリズムが確認できますので、イヤホンでも聞いています。

防音室を作った時、このような装置まで使えるようになるとは思っていなかったのですが、結果的に私の楽しい音楽空間になり、防音室への思い切った投資を後悔することにならなくて満足しています。

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2006.02.06

ヘルシア効果? それともサックス効果?

約3年半前にタバコを止め、そのためかどうか分かりませんが太ってきて、ズボンのウェストが合わなくなり、直したり、買い換えたりしました。
その後、病院のCT検査で内蔵脂肪が多いと言われ、また現実にCT写真を見て、チョッと恐怖心を持ちました。
そんなこともあって、試しにヘルシアを飲んでみようと思い、約1年半くらい前から毎日1本飲んできました。
その効果がようやく現れたのか、最近元通りのウエストになってきて、昔のズボンがちょうど良くなり、今まで着ていたズボンが今度はダブダブになってきました。
ヘルシアは今も売れているので、効果は本当なのかな?と思い始めているところです。

それとも、サックス練習で、お腹がへこむということがあるのでしょうか???
それなら思わぬ効用で、とても嬉しいです。

私はヘルシアとは一切経済的な関係はありません。念のため。

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2006.02.04

新体験でリード選別の大切さを実感

「ダニー・ボーイ」の練習を続けています。これの楽譜には、今までとは違ってmpなどの強さの表示や、クレッシェンド、デクレッシェンドの記号が書き込まれていて、mpで始まってmf→f→mpと強さを変化させるようになっていて、これの表現技術がとても大切な曲です。
そこで、運指がかなり上達し、上記の強弱の表現も自分ではうまく作りこめるようになり、fのところで最高に盛り上げていると思って、久し振りに録音して聞いてみました。
ところがショックです。サム・テイラーの吹くダニー・ボーイとは似ても似つかない全くつまらない演奏でした。一番の問題はブレス位置です。スローなテンポなのに4小節ブレスなしで吹くか、途中の長い音符のところで、うまく瞬間的にブレスしないと曲想が表現できないことをマザマザと自覚しました。
サム・テイラーはさすがに、実にたくみにブレスしています。4小節分一気にブレス無しで吹いたり、あるところでは長い音符のところで実に巧妙にブレスして、ブレスそのものが曲を実にきれいに感動的に表現しています。同じ楽譜で、運指だけなら私もこのように比較的短時間でマスターできますが、息の使い方、音の出し方はサム・テイラーならではのもので、こんなに違いを実感すると、サックスって、やっぱり音だな、吹き方だなと当たり前のことを再認識しました。

そこで早速、4小節分を一気に吹くことに挑戦しました。ところが、4小節目で息切れして、吹き通せません。
ロングトーンが大切とはこのことか、と初めて強烈に自覚させられてしまいました。それでもしゃにむに練習していると、疲れて口に力が入ってきたのか、リードがへたってきたのか、例の異常音が出るようになってきました。
実は、最近は正しい息の入れ方の訓練になるかと思って、リードは3の固めを敢えて使っていましたが、異常音が出やすくなったので、リードをZonda3GからRico3の中でも今まで吹いて良好と感じていたものに交換しました。
ところがです。リードを替えた途端に4小節分が一気に苦も無く吹けるではありませんか。リードによって息が無駄なく使えるかどうかがこんなに違う。これは私にとっては大発見です。
良いリードを選べとはこのことかと、目から鱗です。
「マイ・ボニー」その他の曲ではブレスで苦労しないので、こんなにリードの違いは感じません。

気が付いたことを列挙すると、以下です。
・ロングトーンなどの基礎練習をおろそかにして曲ばかり練習するとうまくならない、と言われますが、ダニー・ボーイのような曲を録音して聞きながら練習すると、実践的なロングトーンの練習にもなる。目的をはっきり自覚した練習になるので、よい曲を選定すると、曲の練習もとても効果的な総合訓練だと思います。
・アンブシュアの仕方で、息の効率的な使い方が大きく異なる。
・mpをうまく表現するには、少ない息を丁寧に入れて音を出さなければなりません。このためには正しいアンブシュアと息の方向が大切です。小さな音でのロングトーンの練習も大切とはこのことなんですね。
・ブレスは曲表現でこんなに大切かと実感。先日の須川展也のあの強烈な音がした一気のブレスの意味が分かったような気がします。きれいに演奏するには大量の息で長く長く吹き続けることが大切です。
・本当に良いリードを見つけることをもっともっと大切にして、本当に良いリードは◎を付けて大切にしなければと改めて実感しました。

いずれも、当たり前のことなのかもしれませんが、私にとっては目から鱗の発見、実感であります。

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2006.02.03

2月度料理教室

昨日は料理教室に行きました。
今月は
・ふろふきだいこん
・とり肉の竜田揚げ
・ひじきの煮物
また、だいこんを米のとぎ汁でゆでるため、とぎ汁をとるために米を洗って、ごはんも炊きました。
だいこんは最初米のとぎ汁で10分ゆで、さらに普通の水で30分ゆでました。
こんなにじっくりゆでるものとは知らなかったので、できあがった軟らかい、おいしい感触に感動しました。
ゆずみそを作ってかけましたが、ゆずの皮のところをおろして、ほんのすこしゆずを入れるだけで、本当に美味しいゆずみそができ、これも感動しました。
ゆずみそは、全部私が担当したので、感動もひとしおです。
簡単な食材を使った簡単そうに見える料理の美味しい味は、日本食ならではのものだと思います。

とり肉の竜田揚げは、我家で食べる方が美味しいくらいで特記なしです。
我家の方がジューシーで美味しいので、今度家内が作る時、やり方を較べてみようと思います。

ひじきの煮物では、油揚げの「油抜き」という操作を初めて知りました。
熱湯をサッとかけるだけのことですが。

「基本料理の会」もいよいよ後2回で終了です。引き続いて「基本料理の会 洋風・中国風」をやってみようかなと考えています。
基本4コースと銘打たれて、これ以外に「おそうざいの会」、「家庭料理の会」もあるので、1年に1コースずつ受けて行こうと今のところは思っています。

2月末に同じテーブルの方達とゴルフをやる話がまとまりました。

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2006.02.01

未だ若い???

今日電話がかかってきて、出ると女性の声で「どこか互助会のようなところにお入りですか?」と聞いてきました。「入っていませんが、どこにも入る気はありません」とこの手の勧誘には、最初にきっぱり断るのがしつこくならないで良いとの日頃の経験に従って答えました。
相手は「お声をお聞きするとまだお若そうで、まだお考えではないですか。ではまたよろしくお願いします。」といったようなことを言って、あっさり引っ込んでくれました。
電話の主は本当に若いと思ったのか、捨て台詞なのかは分かりません。

昨日、サックス教室のもう一つのクラスの方もお誘いして、新年会をしました。女性1名、男性5名の合計6人が集まりましたが、私はこの中で、若い方から2番目でした。
最高齢は昭和5年生まれの方で、70歳を越えてからサックスを始めた方が2人もいます。
このような年代の人達で、「聖者の行進」や「マイ・ボニー」の吹き方の話をしたりするのですから、面白いです。皆さん気持ちが若いです。

今の若い人達は、♯や♭が付いてもそのまま半音上げたり、下げたりして楽譜通り歌うことができるけれど、私達は、例えばト長調ならソをドとして、改めてドレミファ・・とやらないと半音はうまく歌えないといった、我々の年代が小、中学校の音楽で習ったやり方の話にも花が咲きました。
サックスを通して、これからも楽しくお付き合いして行くことを約して、約3時間で散会しました。

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