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2006.12.28

柔らかいリード

過日楽器店に寄ってリードを見ていると、女性の店員に「RICO La Voz」を勧められました。試しに買うことにしたのですが、硬さは勧められるままに、少し柔らかいかなとは思いましたが、medium soft にしました。
早速吹いてみると案の定柔らかくて吹きやすいのですが、音が割れる感じや高音のミやファになるとリードがマウスピースに張り付いて音が出なくなりやすいとかがあり、失敗かなと思っていました。
その後、今まで使っていたRICO JAZZ SELECTの2半を主に使っていたのですが、ここ数日再びこのRICO La Voz で吹いてみました。
その結果、柔らかいリードなりに吹けることが大切なのではないか、ということを発見した気になっています。自己満足ですが、良い音色が出るのです。
最近の音色作りや、高音のチューニングで喉の開きとか、お腹で息を支えて丁寧に息を入れる感じに少し進歩があったような気がしているのですが、柔らかいリードほどこれらに留意して丁寧に吹かないと音程は安定せず、また特に高音がうまく鳴りません。これがかなりできるようになってきたと思います。固めのリードだと力一杯吹いても柔らかい音が出るような気がしますが、ただ力一杯吹いたのでは深みのある音にはなりません。優しい、しっとりした感じの曲を表現するには、柔らかいリードを優しく振るわせてやることが大切なのかなと思います。
私の今の腹筋力とか腹式呼吸ができるレベルからすると、丁寧に息を吹き込み、ブレスからブレスまでの時間が長い曲を吹くには柔らかいリードしか使えないようにも思います。

これらは全て私の今の感じで、師匠にも未だ何も聞いていませんが、いろいろな硬さのリードを使って色々な音色を出すというサックスの面白さもあるのだなと、その楽しみの入り口に来たような気になっています。

Posted by manchan |

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コメント

おじさんのサックス さんへ
吹奏感というのがよく理解できないのですが、私の場合は3になると硬くて、音を出すのにとても力が要るというのが実感です。そのため長く吹き続けることができません。
店員の言によると青箱は意識的に硬さに幅を持たせて、ユーザーが適当なのを選べるようにしてあるとのことです。一方RICOは逆に硬さを揃えてあると言うのですが・・・
リードの選定については明確に記載されている本や記事がないですね。多くの要素が関係するので、書き切れないのかなと思います。
私もまだまだいろいろ試行錯誤しなければ、よく分からないというのが実感ですが、ここでも書きましたように、当面は楽に息がコントロールできる柔らかさのリードで音色を追求したいと思っています。

投稿: manchan | 2006/12/31 11:40:57

難しいですね・・・、
青箱2.5でやってみたのですが、
吹奏感は3.0の方が良かったように感じました。

私自身の技量の問題、
本人以外の人が聴く音の問題、
2.5の中での相当な硬さの幅の問題、
・・・、
まだ、暫く、チェックを継続のつもりです。

投稿: おじさんのサックス | 2006/12/31 10:47:04

TiTi さんへ
TiTiさんと同じ感覚かも知れませんが、包むような感覚が自然にできるようになるのが一つのステップかもしれませんね。ゴルフスウィングもサックスも目一杯の力でやっている内はまだ未熟だなと思うのですが、これから脱するのが一苦労です。

投稿: manchan | 2006/12/28 18:11:59

多少抵抗がある程度のものがいいと言われていますが、息の苦しくなるのは、あちこちに力が入って、ダメですよね。
最近、少しやわらかいリードも吹いているんですが、今まで低音が暴れていたんのを噛むのではなくて、包むようにしてやると音が安定することを知りました。
これも、自分なりの感覚なんですが、次回のレッスンで正解なら嬉しいと思っています。

投稿: TiTi | 2006/12/28 16:31:11

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