定期検診に出かけて思ったこと
昨日は足掛け5年前の手術以来定期的に受けている定期検診で病院に出かけましたが、その時感じたこと2件を記載しました。
1.コンピュータの発達で拾った命
定期検診はCT撮影、尿、血液検査です。CT(Computed Tomography: コンピュータ断層撮影)は身体を5~10mmの間隔で輪切りにして撮影できる装置ですが、何時もこの検査台に上って検査を受けている間、この装置を開発した人間の素晴らしさを思います。
この機械はドーナツ型をしていて、身体の周囲をX線源とセンサが回転します。身体に360度から照射されたX線がそれぞれの方向ではどの程度吸収されるかを測定し、そのデータをもとにコンピュータで計算して画像を再構成するという原理です。数学的な複雑な計算を高速で行うことにより、身体を輪切りにしたのではないのに、輪切りになった自分の身体の中のいろいろな臓器の写真をみて、いつも感嘆しています。
最近では、計算スピードも上がり、リアルタイムで画像を確認できるまでに高速化したのだそうです。
例の「息を吸って、止めて、楽にしてください」も数年前は数度しなければならなかったのですが、今は1回で済み、検査時間も数分の1に短縮されてきました。
この機械はいろいろな科学技術が総合化されたものではありますが、コンピュータの発達がなければ実現し得なかった装置です。
この装置のおかげで私の病気は早期発見され、また病気発生の部位の幸運も重なって、今の私の存在がありますが、もうしばらく前にこの世に生を受けていたらと思うと、この時代に生きれたことの幸せを思います。
2.禁煙
私が入院していた当時の喫煙室は今も「この喫煙室は廃止しました」の張り紙がされたまま扉が固くしめられています。そして、外の、屋根もない吹きさらしのところに今は喫煙所があります。防寒衣を羽織って、点滴装置をつけてはるばる病室からやってきて喫煙している人がいました。元喫煙者の私にはどうしても止められない喫煙者の気持ちはよく分かります。雨の日は傘をさして吸うのかなとか、思ったりしました。
私の病気以後に成立した「健康増進法」のおかげで、今は喫煙環境はとても厳しくなりました。その前に禁煙できたことがとても良かった、とこのような場所を見るにつけ、実感します。
因みに私の住んでいるマンションでは、ベランダと共有部分は全て禁煙です。吸う人は自室かマンションの敷地外に行って吸うしかありません。
禁煙も足掛け5年になり、タバコはもうほとんど意識することがなくなってきました。
禁煙以後に訪れる快適な生活、タバコが無いことがこんなにも素晴らしく快適、これを喫煙者には是非分かって欲しいと、元喫煙者としては思います。
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コメント
石田 祐治 さんへ
一病息災と言われますが、大病以来、定期的に検査を受けるので、健康管理に役立っています。
私の病気は健康診断で早期発見されたこともあり、この再発チェックのための検診とは別に、今も1年に1回は健康診断を受けるようにしています。
投稿: manchan | 2007/03/02 5:12:37
健康で,毎日々が過ごせること,これに勝る幸せはないですね。残り少ない人生,二人三脚でいきたいものです。又サックス人生全うしたいものです。
投稿: 石田 祐治 | 2007/03/01 11:16:51
おじさんのサックス さんへ
私の知人で今はの2日前に一服したと、家族から聞かされたことがあります。
私も禁煙後しばらくはそんな気持ちもありましたが、それもだんだん薄れてきました。
私は禁煙以来、体調も快調で、タバコから開放された自由を満喫しています。
でも約5年経って、やっと開放が本物になってきたという感じで、ホントにタバコの誘惑は頑固なものだと思います。
投稿: manchan | 2007/02/28 12:22:11
本日、禁煙283日目です・・・、
紙煙草の喫煙願望は希薄になりました、
むしろ、近くで吸われた時の匂いが厭なぐらいです、
が、パイプ煙草・・・、
喫煙願望、結構強いです、
先日、一庫で、ほのかなパイプ煙草の馨り・・・、
結構離れた距離の方のパイプの馨りが風にのってのものでした、
大奥に、今はのときには、
パイプを一服させてくれ・・・、と言ってます。
投稿: おじさんのサックス | 2007/02/28 10:02:42