« サックス練習は単純なことの繰り返し | トップページ | 表拍、裏拍 »

2007.03.12

吹奏楽部定期演奏会

昨日は約10年前に開校された近くの中高一貫教育校(公文国際学園)の吹奏学部の定期演奏会に行ってきました。たまたま近くの新聞販売店のところにポスターが貼ってあるのを通りすがりにみつけて、近くのホールでの開催だったので行ってみたのですが、とても上手く、楽しい演奏でした。
中学1年生から高校2年生までで構成された吹奏楽部です。高校3年生になる直前のこの定期演奏会を機に、卒部ということで吹奏楽部から離れるようで、その卒部の記念式もありました。卒部まで5年、練習、練習でがんばってきたのだと思いました。
いわゆるこのような吹奏楽部の演奏会を聴いたのは初めてですが、音楽とは「音を楽しむ」ということを実感しました。皆さん緊張しながらも本当に楽しそうに吹いていて、また上手かったです。圧倒的に女子の多い構成ですが、最近はどこもそのようです。

『テナーサキソフォンと吹奏楽のための「3つの肖像」~人生において、人は何かをしなかったということ以外に後悔するものではない~』という曲の演奏がありましたが、テナーサックスのソロを担当した高2の女子学生の演奏も素晴らしかったです。大きなテナーサックスを下げて立っての演奏です。力任せに吹くのではない、管を響かせることが大切ということを、可憐な女子学生の演奏を聴いていて思いました。

音楽劇「MUSIC・2~心のごちそうのつくりかた~」というのがあり、この中で「メロディーパートの人は伴奏パートに合わせよう、伴奏パートの人はメロディーパートの人に合わせよう、とお互いを思いやる演奏が大切、そのハーモニーが聴いている人が感動する演奏(心のごちそう)になる」といったストーリーでした。その中で「正論は正しくても、それをぶつけるだけだけでは人を納得させ、動かすことにはならない、かえって人を傷つけるだけになる」とのセリフが女子高校生が演じる中であり、ハッとしたりもしました。私の現役時代を思い出した一瞬でした。

クラッシックの演奏が続いた中で、アンコールは「千の風になって」、フィナーレは「学園天国」で例の2拍目と4拍目に強拍のある伴奏に乗って先輩部員も参加しての楽しい演奏となりました。客席からも自然発生的に手拍子が起こり、聴衆も参加して演奏を楽しみました。

5年の部活動の重みも感じました。部員に例えると、私などはまだまだ新入部員です。がんばって行こうと思いました。

Posted by manchan |

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 吹奏楽部定期演奏会:

コメント

TiTi 1さんへ
そうなんです。いっぱいエネルギーをもらってきました。
若い人達で5年の部活、私の歳では5年やったらどのレベルになれるのかな、とも思いました。時間を大切にしてがんばろうと思います。

投稿: manchan | 2007/03/12 12:16:21

素晴らしい演奏家に出会われたようですね。
若い人達の懸命な姿は、本当に心打たれますね。
自分達も一生懸命なんですが、その中でお客さんにも楽しんでもらおうとされてたんですね。
いっぱいエネルギーをもらって、これからの練習にもハリが出ることでしょう。

投稿: TiTi | 2007/03/12 9:33:10

この記事へのコメントは終了しました。