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2007.03.14

「まだ」と「もう」

12日にNHKで放映された 「小椋桂・63歳のメッセージ」 を録画してあったので、昨日見ました。
小椋桂は私と全く同じ世代なので、昔からその生き方に関心を持ち、コンサートを聴きに行ったりもしてきました。彼が作る詩や曲も好きです。
その中で、中村雅俊との会話で 「『まだ』と考えるか『もう』と考えるかの違いが大きい」 と言われていたのが印象的でした。「もう歳だから」 と考えてしまうと進歩が止まってしまうとの考え方です。もちろん 「もう歳だから」 という厳然とした事実もあるけれど・・・ということも同時に話されるのが、小椋桂らしいなと思いました。
「もう歳だから」 という事実は謙虚に受け入れながらも、「まだ進歩できる」 とひたむきにチャレンジして行く生き方にはとても共感が持てます。
わがサックスへの挑戦も 「もう歳だから進歩のスピードは遅い」、だけど 「まだ進歩できる」 との思いで、日々練習して行こうと思います。

サックスに取り組んだおかげで、小椋桂の歌を聴きながら、彼の作曲した曲の中でも 「シンコペーションを有効に使って詩を生かす作曲をしているな」 とか、「腹式呼吸の声では無いようだが、歌い方に人を感動させる上手さがあるな」 とか、従来には無かった視点でも歌を聴くようになってきました。

Posted by manchan |

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コメント

charlenepurple さんへ
私とは生きた時代が全く同じで、同じ時代の感性を歌ったと私が感じる詩が私は好きです。
3月17日(土)にBS2で今年1月7日に生放送した小椋佳コンサートの短縮版が放映されるので、またまた録画予約しました。

投稿: manchan | 2007/03/14 18:46:19

妻と釘付けで見てましたよ。
彼は胃がんで痩せましたが良い味が出てきました。曲作りに彼の琵琶の調子が感じられます。
曲も素晴らしいが彼の詩は言葉の魔術師のよう。
過去が睫毛に憩う、人待ち顔して微笑む未来なんて。これ愛燦燦です。

投稿: charlenepurple | 2007/03/14 18:01:39

TiTi さんへ
テレビで見る小椋桂は本当に年寄りになりました。でも未だに声にハリがあり、プロとして通用しています。
何時まで現役のプロとしてやって行くのか、自分の人生と重ね合わせて、これからも見ていこうと思います。

投稿: manchan | 2007/03/14 12:56:49

全部ではないですが、リアルタイムでテレビを観ました。
以前は好きな時もあり、アルバムを買った時代もありました。
更に深さと優しさが歌詞に加わった感じがしました。
仰るとおり「もう」では止まってしまいますね。
「まだまだ」頑張るぞ~!

投稿: TiTi | 2007/03/14 8:37:21

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