表拍、裏拍
サックスを始めてから、スウィングのリズム、アフタービートのリズム、シンコペーションなど、私の中に無かったリズム習得にいろいろチャレンジしてきました。 今では裏拍もかなり正確に感じられるようになり、一定の進歩は実感するのですが、未だに時々間違ってしまうのが、この楽譜のようなシンコペーションで、その後に休符があり、次のフレーズに展開する時の入りの拍です。この楽譜の場合、繰り返しの頭の入りが時々狂ってしまいます。シンコペーションの最初の音で拍を数えてしまい、半拍、または1拍先に数えてしまう傾向がなかなか直りません。メトロノームを鳴らして練習する場合、メトロノームの拍の1拍先から数えてしまいがちです。落ち着いて数えればなんでもないことだと思うのですが、曲を聞いて数える時はできても、いざ演奏すると間違ってしまいます。
我がサックスの師匠は「拍の頭を感じることが大切」とよく言われます。そしてそれに注意していると、その内裏拍もきちんと感じられるようになると言うのです。
それで、先回のレッスン以来、シンコペーションのあるリズムでは、メトロノームを(ピッ、ト)、(ピッ、ト)、(ピッ、ト)、(ピッ、ト)と裏拍の音も出る設定にして練習しています。今までの経験で、リズム感は一朝一夕に改善されるものではなく、数日、数週間、数ヶ月といった単位でだんだん改善されて行くように思いますので、数週間後、数ヶ月後のリズム感改善に期待しています。
私の耳の問題ですが、メトロノームをピッ、ピッ、ピッ、ピッと鳴らして8分音符の楽譜を吹くと、裏拍のところでも音が聞こえる感覚があります。一方、(ピッ、ト)、(ピッ、ト)、(ピッ、ト)、(ピッ、ト)と裏拍の音も出る設定にして同じように8分音符の楽譜を吹くと、当然のことながら裏拍の音は聞こえます。それで、表拍の音しか出ない時は、拍の頭の音を聞くのではなく、裏拍で確かに音は鳴っていないことを聞き分けることも大切と思って、そんな練習もしています。
このような練習は、練習している最中は進歩を感じることが出来ないので、直ぐ飽きて頓挫することが多かったのですが、今回はどうなるか、裏拍を鳴らしての練習を継続中です。
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コメント
TiTi さんへ
いろいろな環境で育つ人類が、共通で良い音楽は良いと感じるのも不思議ですが、西洋人、日本人、黒人等でリズム感が違うのも不思議です。
理屈は分かり、またゆっくりやれば反応できるリズムですが、普通にやろうとするとできない我がリズム感、なんとか改善したいです。
投稿: manchan | 2007/03/14 5:15:49
いろいろ工夫されてますね。
なかなか裏拍を感じるのは苦手ですが、ジャズを吹こうとすると、必ず必要になりますね。
この前、古谷充(A.SAX)がクリニックで言われてましたが、「Jazzは8分音符をいかに表現するか」らしいです。
そして、「それの決まりはない」とのことでした。
よけいにわかりにくくなりました~(汗
投稿: TiTi | 2007/03/13 20:14:42