働き蜂
我が家には3年前から始めた鉢植えの果樹があります。「グミ」と「さくらんぼ」に挑戦しています。
これら果樹は「自家不結実性」と言って、自分の花の花粉、または同一品種の花粉では実が着きにくいという性質があり、それぞれ違う品種を植えて相互に受粉をさせてやる必要があります。そのためグミではビックリグミとナツグミ、さくらんぼは高砂、香夏錦、佐藤錦、ナポレオンの4種類を植えています。
今年は天候の関係もあって、これらの違う品種の開花時期もずれて困っているのですが、もう一つ大切なのがお互いの受粉です。これをやってくれるのがミツバチです。
面白いもので、どこから開花を知ってやってくるのか、数匹のミツバチがやってきて花から花へと渡り飛んで、蜜を集めています。これがお互いの受粉をしてくれます。花達はミツをお礼に受粉をしてもらっているのです。
ところが、ミツバチは天気が良い時しかやってきてくれません。今日は行楽日和と報道されているように、穏やかな春の日で、数匹やってきてくれました。我が家には数匹しかやってこないのでとても貴重な蜂さんです。
でも1匹を観察していると、とても忙しく花から花へと渡り飛んでいて、じっとしていないので、数匹でも有り難いです。
この写真はビックリグミとナツグミの花の写真です。クリックで拡大します。左側がナツグミ、右側がビックリグミです。グミの場合、市販のホルモン錠を溶かして噴霧しても着果するそうですが、やはり自然に実を成らせたいです。
現役時代に一度挑戦してほとんど成功しなかったこの果樹栽培、一度は成功させたいものです。
桜の木は病気になりやすかったり、虫がつきやすかったり、これも難しい栽培だと実感しています。
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コメント
おじさんのサックス さんへ
「自家不結実性」とは不思議な性質ですね。そうでない植物もいっぱいあるのに、特定の植物にはこの性質があるのも不思議です。
気が遠くなる年月を経て出来上がったこの地球上のいろいろな法則、何時までも大切にしたいと思います。
そろそろまた今夏の野菜を仕込む季節になりましたね。スイカへの再挑戦、楽しみにしています。
投稿: manchan | 2007/04/09 12:27:55
何とも素敵ですね、
「蜜蜂」と「グミ」と「さくらんぼ」・・・、
ナンチャラ言っても、自然があってこその人間、
本日の記事を拝見、暖かい気分にさせて頂きました。
投稿: おじさんのサックス | 2007/04/09 7:46:50