日食
7月22日の日食はとても楽しみにしていました。ネットで調べて、目に安全な観察用のメガネがビックカメラで売られていることを知り、先日購入して待ち構えていました。
ところが生憎の曇り空で残念でした。諦め切れずに最大に欠ける午前11時頃に空を見上げると、一瞬雲の間から欠けた太陽が現れました。急いで家内に知らせ、30分ほどたまに雲の切れ間に現れる欠けた太陽を観察しました。
たまたま雲を通しての太陽で、メガネを使わなくても欠けた太陽を観察できました。カメラをその方向に向けて、撮ったのが添付の写真です。後で、太陽が写っている部分だけを切り取りました。上が11時12分、下が11時18分の写真です。
日本では46年振りとのことですが、私にはこの時の記憶はなく、中学生の時に学校の校庭で大きく欠けた太陽を観察したのが、鮮明な記憶です。その時は今回見た以上に大きく欠けた部分日食でしたが、科学少年であった当時の私は、学校の望遠鏡も使って、胸を躍らせて観察しました。その時も最大に欠けた時は薄暗くなりましたが、今回はもともと曇りだったので、差が鮮明でなく、昔の思い出の再現とはなりませんでした。
島、船、空へと時間とお金を使って見に行った人々の報道を見て、自分にはここまでこだわる情熱が今はないことを自覚し、昔の科学少年の気持ちが薄れてしまった自分をちょっぴり寂しくも思いました。
そういえば、数年前に購入した「大人の科学マガジン」がそのままパソコンの側に置いたままになっています。この本は「科学と学習」の復刻版で、ニュートンの反射望遠鏡組み立てキットが付録でついています。組み立ててやらねばと思います。
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コメント
おじさんのサックスさんへ
私達の世代同士では、同じように昔は下敷き、ガラスへろうそくで煤を付けたもの、白黒フィルムの黒い部分等で見た話を懐かしく話しています。
幸いこれで目をダメにしたという話は周りでは聞きませんが、案外このような子供時代のことが歳をとってからの目の健康に影響しているのかもしれず、怖いですね。
とにかく、雲の間からでも見ることができて良かったです。
投稿: manchan | 2009/07/25 16:51:04
トックの昔に壊れた反射望遠鏡の、
接眼鏡に付ける太陽観察用のフィルター、
置いてあったはずなのですが、行方不明・・・でした。
昔、ガラスに蝋燭で煤を付けものを使ったり、
濃い色のセルロイドの下敷きを使ったものですが
これも目に悪いとか・・・、知りませんでした。
今日の私のブログに無断リンク、
ご了承下さる様、お願いいたします。
投稿: おじさんのサックス | 2009/07/25 9:32:38