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2009.09.29

楽譜をなぞるサックス練習からの脱皮

最近の練習では録音してみることが増えたのですが、その結果自分の音が相変わらずなことを思い知り、サックスらしい音を出すことの難しさを改めて感じています。
一本調子で吹いていたのに比べると、音のアクセントの付け方には進歩があるものの、数年前の音と比べても音そのものには大きな変化がありません。
そこで、最近は毎日録音して、自分の音を聞き、音には一層注意して練習するようにしています。

また前回のレッスンで、LESSON5のRhythm&Chord③を楽譜を見ないで吹いて、耳から入る音に集中して練習することを指示されましたが、楽譜を見ないで吹くと音に集中できることを実感しています。

これらの録音と暗譜での練習をしてみて、私のサックス練習は今まで楽譜をなぞる練習に偏っていたのかなと反省しています。楽譜通りに指が動き、音符の長さ通りに音の長さを保って吹くことに集中してきたのです。楽譜をなぞることができれば一応曲が吹けた気持ちになり、この練習は楽しいです。一方、録音をして一音一音の音の質を検討したり、暗譜に神経を使う練習は、正直言って、それほど楽しい練習ではありません。むしろ上手くなりたい一心での修業といった感じです。時間も随分とられます。
でもこれが大切な練習であることを自覚できたので、がんばって行こうと思います。

それにしても私達のクラスはこのブログで振り返ってみると昨年の7月16日のレッスンから始めたLESSON 5の冒頭のRhythm Traingを未だにやっています。ようやくA~Hまでの全リズムを足で拍を打ちながら吹けるようになってきました。
師匠の指導の粘りも相当なものですが、私達生徒もよく我慢してこのリズムに取り組んできたなと思います。またリズム感が身に付くことの難しさも実感しています。

プロのプロフィールをみると、中学、高校、大学とサックスをやった後、さらに研鑽を続けています。こんな経歴を見ると、プロのように吹きたいなとは思うものの、シニアになって始めたサックスには限界があるなと自覚しつつ、できるところまでがんばってみようと思います。
仕事以外に我が人生でもう一つチャレンジできるサックスに巡り合え、これに時間を割くことができていることの幸せも実感しています。

若い時から仕事と趣味を両立させ、どちらも素晴らしい人生を送っている著名人もいますが、私は勉強して社会人になって仕事だけで目一杯でしたので、サックスが一定レベルに達することができれば、夢のようなことです。

Posted by manchan |

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