ペットの飼育
リタイア生活開始時点でやろうと思っていて実現しなかったこと、やっていないことは多々ありますが、その一つにペットの飼育があります。
具体的には犬の飼育で、犬種まで決めていましたが、今はその気持ちは全くありません。
この心変わりは、毎日の公園のゴミ拾いの時に出会う様々な飼い主の様子を見ている内に起きました。犬を飼うことの大変さの現実が分かり、私達夫婦にはとてもできないと自覚したのです。
毎日早朝に公園で犬を散歩させている人に出会います。毎日必ず同じ人に出会い、挨拶をしますが、時には立ち話もします。ほとんどの人は飼育のマナーを守っていますが、中には「公園で犬を放さないでください」と書かれている看板を無視して、早朝で人が少ないのをよいことに、放している人や排泄物の管理ができていない人がいます。
夕方になると、これらの人達がまた犬の散歩をさせているのに出会います。
朝夕の散歩時間には、犬を連れた数人の輪が団地内のあちこちにでき犬談義もされています。
これらを見ている内に、犬を飼うには相当の時間を使うことになることが理解でき、特に犬のために夫婦揃っての外出もままならないことが理解でき、私達には犬を飼う資格はないと理解しました。
このマンションではペットの飼育は可能なのですが、「ペット飼養細則」を守ることが前提です。ところが、勝手な人もいて時々苦情が理事会に持ち込まれ、管理組合理事をやっていた時は悩まされてきました。
マンション管理の全国アンケートの集計によると、マンションの3大トラブルは
・騒音
・ペット
・駐車
だそうです。
ペットを飼われている人は、子供以上にペットを大切にして、細かく面倒をみています。でも中にはペットと自分が世の中の中心にいるかのような行動をする勝手な人がいて、この人達が周囲に迷惑を振りまいています。
このマンションではペットの嫌いな人とペットがエレベータの中でトラブルを起こし、一方が転居に至ったこともありました。人が密集している高層マンションでは、ペット飼養者と非飼養者の共存は大きな問題です。
こんなトラブルも身近に見て、現在はペット飼育の気持ちが全くなくなってしまいました。
Posted by manchan | Permalink
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