サックスのマウスピースの変更による音の変化
私のサックスの古いマウスピースの先端から1cm位のところは歯でかみ締めた結果、少しえぐれています。これも気になり、新しいマウスピースが欲しくなり、最近BARIというマウスピースを購入しました。
これは歌い文句では「高音から低音まで輪郭がはっきりとした音色が特徴です」と書かれていて、店頭で見ているうちに欲しくなり、とうとう買ってしまったのです。
最近では噛み締める傾向も少なくなっているので、今後は大切に使って行こうとの気持もありました。
この結果私は、Selmer、ESM、BARI、Mayerの4種のマウスピースを持つことになりました。
下の写真の左から順番にSelmer、ESM、BARI、Mayerです。
ただ、ESMはまだ使いこなせるレベルではなく、Mayer5MMを長いこと使っていましたが、最近は当初付いていたSelmer S90 180に戻って使っていました。
今回購入したBARI DKOTA5ですが、2半のリードを使っても、なかなか吹きこなせません。ESMとBARIは、今の私の力量では、少し軟らかめのリードでしか吹けない状態ですが、それだと息の圧力がぶれないようにしないと、ビリビリ響き、全体としてきれいな音で継続して吹けない感じです。
いろいろやってみて、それぞれのマウスピースで吹けるリードを探して、愛燦燦を吹いてみました。
この音源の順番はSelmer、ESM、BARI、Mayerの順番です。2番目のESMで吹いたのが、自分では良いかなと思うのですが、これを吹きこなすのはやはり大変です。
最近使ってきたSelmer S90 180はクラシック用と言われますが、このような曲には合わないのかなと思います。私の実力を横に置いた勝手な判断です。
今のところ、私の実力はSelmer S90 180、Mayer5MMならなんとか継続して使えるといったところなので、BARIを買ったものの、しばらくはMayer5MMを使って行こうかなと一応の結論を出しました。
それにしても、サックスのマウスピース選びとそれに合ったリードを見つけるのは大変です。今回は練習そっちのけで、マウスピースとリードの組み合わせを何回も試行錯誤し、録音して聴いて、また変更といったことを繰り返し、とても多くの時間を割く結果となりました。
BARIを購入した時、「サックスは本体以外にもいろいろ検討しなければならないので大変だ」と私が言ったところ、楽器店の店員は「サックスはマウスピースやリードでも音がいろいろ変わるので、それを楽しめるところがサックスの良いところだ、これを楽しまれている方も多いですよ」と言っていました。
サックスは本当に時間をたっぷり使ってマスターして行くものだなと実感しました。
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コメント
charlenepurple さんへ
コメント有り難うございます。
BARIは私が持っている中では開きが一番大きく、 これが音の太さを生み出すのかも知れませんが、吹きこなすには時間がかかりそうです。
Mayer5MMは2本持っているのですが、この2本の吹奏感が大きく異なっているので、戸惑っています。
いずれにしても、サックスはこういったところが素人には分かり難く、時間がかかる楽器だとつくづく思います。
投稿: manchan | 2009/10/23 9:57:24
聞き比べました。
BARIの音色がサブトーン気味で良いです。
私はメイヤー#5をズーッと使ってます。
これにJAVA#3のリード。
投稿: charlenepurple | 2009/10/22 23:14:04
おじさんのサックス さんへ
開きのデータを見ると、
SELMER S90 170 1.4mm
SELMER S90 180 1.5mm
Mayer5MM 1.8mm
ESM6 1.9mm
BARI5 2.0mm
となっています。
開きが大きくなるにつれ、リードは軟らかいものを使うことになると思いますが、
私の場合、SELMER S90 180の場合は3を使いますが、BARI 5だと2半の軟らか目でないと吹けません。0.1mmの差でも随分大きく感じます。
一般的にSelmerはクラシック向けと言われているので、JAZZ向きと言われるものにトライしているのですが、まだまだ私には未知の世界です。
どこかに、0.3mm以上の差があるマッピに乗り換えると、直ぐには吹けないと書いてありましたが、今回のBARIとSelmerは0.5mmも差があるので、このこともあって吹きづらいのかもしれません。
投稿: manchan | 2009/10/21 9:45:02
私はずっと、セルマー、
最初は「SELMER S90 180」でしたが、
昨年、「SELMER S90 170」に変えました。
リードとマッピの相性が大きな問題とのことは、
私も楽器店で聞きました。
「SELMER S90 170」と
「バンドレン青箱 3.5」との組合せは良いらしいので、
私自身の腕が上がるまでは、
このままでやろうと思っています。
以前、楽器についてきた、
ヤナギサワのマッピを使ってみて、
その、感触の違いにはビックリしました。
投稿: おじさんのサックス | 2009/10/21 7:52:26