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2009.10.08

サックス音量についての勘違い

最近は練習時に録音をよくするので、その度に自分の音質にがっかりし、その改善をしようと練習するとアッと言う間に時間が過ぎ、肝心の教則本の課題の練習が遅々として進まないという状況になっています。このこと一つからも楽器の習得にはあれやこれやで大変な時間と年月の消費が必要だとつくずく思います。
ところで、以前に比べると、自分では相当音量を抑えて吹いているつもりなのですが、私はまだまだ音量について誤解しているように思います。まだまだ弱い音で吹く意識で吹くことが大切なようです。

最近は少し遊びで、レッスンとは全く関係がないのですが、「大人が吹きたい趣味のアルトサックス」のような市販の楽譜とカラオケ音源を使って、日本の歌謡曲にも挑戦したりしています。その中で「愛燦燦」にこだわってやってみているのですが、録音する度にがっかりしています。まだ人様に聴いてもらえるレベルではありませんが、練習音源の一部をアップすると、やっとこんな感じで吹けるようになってきました。
曲想表現も音質もまだまだです。



自分では音量を押さえ、お腹で息を支えて、できるだけ包み込むように吹いているつもりなのですが、録音してみると、伴奏に比較してもとてつもなく強い音になっていて、また録音レベルも相当抑えて設定したにも関わらず、適正録音レベルからはみ出しています。
音量を抑えて吹くには相当のお腹の力での支えが必要なことが実感できます。今の私はこの愛燦燦を吹き終わる頃には、お腹の筋肉が相当疲れてしまう状況です。このことから、お腹の支えのやり方をマスターできていないので、不要なところに力が入ったり、コントロールできていない息をまだまだ使っているのだなと気が付きます。
自分の意識の中では相当弱い音で、その中でf-mf-mp-p等のアクセントが付けられるようになることが課題のようです。

いずれにしても、お腹の支えがなく、口先でサックスに息を吹き込むと、音量だけが大きくて深みの無い音になります。また弱い音だけを意識すると、かみ締めた幅のない苦しい音になります。サックスらしい豊かな音にするには、お腹で息を支えて、口元にゆとりを持って、自然な形でお腹で息の量をコントロールできることが大切なことが実感できるようになってきました。
適正音量を自覚して、その音量で安定して吹けるようになることを一つの課題として、録音を繰り返しながら体得して行こうと思います。

サックスはそもそもが音量が大きな楽器ですが、サックスを始めた頃「あなたの音は大きい」と楽器店の人に呆れられたことの意味が今にして分かる思いです。

Posted by manchan |

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