継続は力なり
このブログを開設したのは、現役を退いた直後の2005年1月ですが、5年近くもやってくると、やや記事もマンネリ化し、継続して行くことの大変さを実感し始めています。
現役を退いて以降、現役時代には達成できなかったというかボロボロだったゴルフへの挑戦と、新たなものへの挑戦としてサックスと料理に取り組んできました。この中で最近感じることを書いてみました。
ゴルフとサックスですが、5年近い取り組みで、最近になってやっと初心者としての大きな壁を突破できそうな感じがしています。どちらに関しても、様々な本や、ウェブ上の情報、他人からのアドバイスに従っていろいろ試みてきました。それで、今のレベルになって振り返ってみると、どうもゴルフとサックスに共通してのことですが、実際に体感して初めて分かる自分にとってのコツはなかなか書き表し難いと感じています。
サックスで言えば、腹式呼吸でのお腹の力加減、アンブシュアでの口周りの力の入れ加減、本当に適切なリードの硬さなど、いろいろな要素が組み合わさって自分なりの独特の音色が作られて行くのだと思いますが、適切な力加減は自分で体得するしか方法がありません。
ゴルフも同様で、「一般に腕を使うな、下半身で振れ」と書かれていたかと思うと、「先ず腕の振りを覚えよ」と書かれていたりで、どちらも真実だと実感できるまでが大変でした。
ゴルフもサックスも自分の筋肉やリズム感に頼ってやるのですが、筋肉の強さやリズム感は人それぞれです。そのため、いろいろ書かれているのは、その書いた人にとって難しかった、つまり、その人にとっては新たに鍛えなければならなかった筋肉やリズム感のことが強調されているのだと、最近は思うようになりました。
いろいろな要素の総合的な組み合わせ方を実感できて初めて安定したショットや良い音色が作り出されるのが本当のところなのだと思いますので、書かれたことを鵜呑みにして練習してもうまくならないのだと思います。
実はもう半年以上、ゴルフのレッスンからは離れています。レッスンに行くと師匠は次から次へと新しい練習メニューを提供してくれていました。レッスンに行かなくなった直接の原因は、単に忙しかったからなのですが、その後もレッスンには行かず、自分で今までの練習メニューを思い出しながら、自分の感性でその練習の目的を追求するようにしたら、ようやく自分のものになりかかってきた実感があります。師匠の教え通りに復習したことと、師匠の感覚では表現できなかった身体の動かし方を自分なりに工夫して、師匠が求めたことができるようになったことの組み合わせで、初めて本当に理解できた気になっているところがあります。いずれレッスンを再開し、師匠に見てもらおうと思います。
どうも、大変な時間のかかるゴルフとサックスに取り組んでしまったものだというのが実感です。しかも超々鈍い運動神経と文部省唱歌のリズム感しか持っていない私の取り組みとして、さらに時間がかかることも自覚できてきました。
シニアライフといってもそんなに時間があるのでもないことも実感していますが、取り組んだ以上、なんとか一定レベルには達したいものだとの思いで「継続は力なり」を信じてやって行こうと思っています。
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