サックスレッスンの記録(111回目)
12月2日はサックスレッスンの日でした。
今回は課題等は一切やらず、良い音作りに絞ったレッスンとなりました。
サックス演奏の基本的なレベルがかなりマスターできてきたので、もう一段レベルアップするために、音作りの壁を突破しましょうということで、今回のレッスンとなりました。
先ず腹式呼吸について、師匠が一人ひとりのお腹と腰に手を当てて、腹式呼吸ができているかどうかを確認してくださいました。私の場合は、息を吸った時、腰の膨らみがやや弱いとのことです。
次に、お腹に手を当てて、お腹を張った状態のまま、息を吐き続ける練習をしました。それができることを確認し、次は口の前にA4の用紙を吊るして、息の吐き始めから吐き終わりまで、A4の紙に息を吹きかけ、紙の角度が最後まで保たれるように息を吹き続けられるかを確認しました。これを強い音を意識した息の場合、弱い音を意識した息の場合の両方で行いました。
息の吐き始めから、吐き終りまで、お腹で息を支えられていれば、息の圧力が一定になり、紙の角度は変わらないことになります。
次にアンブシュアの確認をしました。口の両脇でマウスピースを支えられていれば、まろやかな音になるのですが、私の場合はまだまだ歯や下唇で支えているとのことです。
師匠が私の下顎のところに指を当てて、その部分の力の抜け具合(入り具合)を確認してくださいました。
私はかなり口の両脇で支えることができるようになったと思っていましたし、また鏡で見ても、下あごの梅干状態がなくなっていると思っていたので、師匠の指摘は意外でした。また口の両脇で締める筋肉の使い方の感覚もまだまだ不十分だったのだなとも自覚ができました。やはり、レッスンできちんと見てもらうことが大切だと実感しました。
次に腹式呼吸とアンブシュアについて注意しながら低音ド、中音ソのロングトーンをしました。ロングトーンの練習はこのように、腹式呼吸とアンブシュアについて注意しながら、最後まで吹き切る練習をするのが効果的だとのことです。
最後にC Major Scaleで低音ドから高音ドまで息継ぎ無しに吹き、そこで一瞬で息継ぎし、低音ドまで戻ってくる練習をしました。これも今まではかなりいい加減にやっていたなと実感し、吹き切った後、腹式呼吸で素早く息を吸い込むことをもっと意識しなくてはと思いました。これらをやって、私は腹式呼吸を意識している時は腹式呼吸をやっているのですが、意識していないとまだまだ胸で呼吸をしていることが自覚できました。
こんな呼吸法とアンブシュアの練習をやっていると、アッと言う間に1時間経っていました。基本を丁寧にやるだけでも時間は直ぐ経つものだと実感し、基本にもっともっと時間を割かなくてはならないことを自覚したレッスンにもなりました。
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