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2009.12.05

マイ・サックスの故障

先日レッスンの前の日から、突然ファの音が出難くなりました。最初は故障だとは思わず、私の吹き方の問題と思って、息の入れ方を変えてみたり、リードやマウスピースを変えてみたりしたのですが、直りません。
それで、サックスの音孔の閉まり方など、いろいろ調べてみたら、ファの指貝(キーバール)を押した時、同時に閉まる直ぐ上についている音孔が完全には閉まっていないことに気が付きました。ここを押して閉めてやると、従来と同じようにファも素直に鳴ることが分かりました。

それからがチョッと大変でした。この音孔が閉まるしくみを調べました。ファ、ミ、レの指貝(キーバール)を押した時、そのバールに付いている金具が裏側のバーを押しあげて他の音孔も閉める仕組みになっているのですが、裏側のバーを押仕上げる部分に付いている小さなコルクがファのところでは欠けていて、押上げが不十分になっていることに気が付きました。とても狭い場所なので、手を入れることもできず、いろいろ思案した結果、ガムテープを細く切って、そのコルク部分に貼ってみたらどうだろうかと思いつきました。
ガムテープを細く切って、小さなドライバーの先に付けて、その部分に貼り付けました。ピンセットがあるとやりやすかったのですが、救急箱を開けて探したのですがありませんでした。イザト言う時のために、揃えておかなくてはと反省しました。それでも苦労して、ガムテープを2枚重ね合わせて貼ると、ファの音は元通りに快調に鳴るようになりました。

リペア工房に電話すると、持ち込み当日にその場で直してくれるとのことでした。それで、サックスレッスンの帰りにリペア工房に行って、修理完了となりました。修理代2,100円でした。
突然の不調で戸惑いましたが、おかげでサックスのしくみの一つを理解することができました。同時に一見頼りない感じの小さなコルク一つで支えられて音を出すしくみになっているなど、サックスはとても華奢な楽器なのだなとも思いました。

Posted by manchan |

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コメント

おじさんのサックス さんへ
サックスの構造を見ていると、これを発明したサックスさんが天才であることを実感する思いです。
このサックスに振り回されている毎日ですが、本当に上達には年月が要ると、ますます思い知らされています。
とにかく、お互い継続してがんばりましょう。

投稿: manchan | 2009/12/11 9:39:25

サックスのレバーの仕組み、
ラジコンに似ていることもあって
少し触ってみたことがありました。
本当に繊細な仕組みになっていますね。

突然のサックスの不調、
私も、まずは自分を疑うのですが、
本当に心配でやっかいです。

投稿: おじさんのサックス | 2009/12/11 8:08:19

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