サックスレッスンの記録(114回目)
1月20日(水)はサックスレッスンの日でした。2週続けてのレッスンです。
今回は3月の発表会で一緒に演奏する他クラスのメンバーも臨時に加わってのレッスンでした。
そこで、音出しが終わると、直ぐ曲の練習に入りました。
いきなり、「プリーズ・ミスター・ポストマン」を通常テンポでやることになりました。そのつもりで練習していたので、戸惑いはなかったのですが、私は数箇所でリズムを間違ってしまいました。
他クラスからの二人は実にリズムが正確です。特に足で4拍を刻み続けての演奏ができることに感心しました。結果的に私達のクラスのメンバーだけが指摘を受け続け、チョッと滅入ってしまいました。
レッスンが終わった後で、喫茶店で、この他クラスのメンバーといろいろ話しました。お二人共50代後半と60代でサックスを始めたとのことですが、リズム感克服の経過を聞きました。その結果、私はやはり、こだわりが不足し、克服できるまで練習を徹底していないことに改めて気が付きました。
お二人とも半年くらいの練習継続で、メロディーに惑わされずに、足でリズムを刻み続けることができるようになったそうです。以下の二つがポイントでした。
当たり前のことですが、お二人共、これを徹底しているところが素晴らしいと思いました。
・メトロノームをいろいろなパターンとテンポで鳴らして、足で拍を刻み続ける練習
・どんな曲でも、先ず譜読みをして、拍の位置を確認し、それを意識しながら、拍が刻めるまできちんと練習を続ける
一人の人は拍の位置に赤で印を付け、表拍と裏拍のポイントのところでは、表拍の位置は↓、裏拍の位置は↑、つまり足を下ろしたところが表拍、足を上げたところが裏拍と細かく印をつけて、こだわって練習するのだそうです。もう一人の人は拍の入りの音符を全てマーキングし、その拍を意識して練習しているのだそうです。
お二人はパソコンにはそれほど強くなく、パソコンは練習に活用していないそうです。つまり、伴奏は教室でしか活用できない環境で練習されています。私の場合、パソコンが使え、レッスンを始めたころから伴奏を背景に練習することをズッとやってきました。それをやり続けて伴奏を聞き取る力がつけば、リズム感も改善されてくると思い込んでいたのです。さすがに最近はそれだけではダメと自覚し始め、改めて足での拍取りに取り組み始めたところですが、今回お聞きしたお二人は、伴奏には頼らず、オーソドックスにメトロノームを使って、地道な練習を妥協せずに続けられてきた結果、今ではきちんと拍が数えられるようになっているようです。
こんな生徒がいることを師匠はご存知なので、私達にも繰り返し、リズムの練習を要求されているのだと分かりました。
お一人の方は最初は個人レッスンで、クラシックのレッスンで、徹底的に拍を数える訓練を要求されたそうです。それで、最初は楽譜すら読めなかったのに、今では足で乱れなく拍を刻み続けています。もう一人は、グループレッスンに参加した時、拍を数えられなく、先に入会していたこのリズム感を克服していた人に、同じようにリズム感を身に付けないと一緒にはやっていけないということで練習を強要され、人間関係までおかしくなりそうだったとのことですが、それを克服して、リズム感を向上させたようです。
極めて真面目につまらない練習をやり続けて克服された人の実例を二人まで見て、私の意識は大いに改革された思いです。
またレッスン仲間に恵まれること、師匠に恵まれることも大切だなと、改めて実感しました。
こんなことで、今日から新たな気持ちでレッスンに取り組んで行きたいと思います。
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コメント
A991吹いてます さんへ
丁寧なコメント有り難うございます。
メトロノームの使い方を再認識する思いです。
また運動神経との関係は初めて聞くことで、これもとても参考になりました。
我が師匠も、基本的には耳で聞いて、頭の中で自然にリズムが刻めることが大切というようなことを言われますが、運動神経があまり良くない人や、年寄りで身体が動き難くなった人が、足にこだわり過ぎるのも考え物なのかもしれませんね。
実は運動神経、年齢とも、私には当てはまりますので、足にこだわり過ぎていないか、注意しながら練習しようと思います。
私にとって一番難しいのは、裏拍をきちんとカウントできるようになることで、裏拍も音が出るようにメトロノームをセットして、いただいたコメントも参考にしながら練習しようと思います。
投稿: manchan | 2010/01/30 7:23:59
おじさんのサックス さんへ
リズムが刻めない段階で足を動かすと、メロディーに合わせて足を動かしてしまい逆効果なので、私もよく注意されます。
メトロノームの音と足が一致する練習は、人それぞれの方法で、苦労されているようですが、今回私が知り合った練習生はお二人とも、やり続けたことに感心しました。一人の方は半年から1年かかり、電車の中やテレビを見ながらも練習するなど徹底したとのことでした。
私はここまで徹底できていませんが、継続して頑張って行こうと思います。
投稿: manchan | 2010/01/30 7:11:28
A991吹いてますです。2回目の投稿です。
私は自分がリズム音痴だと自覚してます。
それでネットでリズムの強化法を調べ練習してます。
リズムと言えばドラマーの練習だろうと色々な人の練習法をネットで読んでみました。ドラマーはメトロノームの音をゴムマットを叩いた音で消すという練習をするのだそうです。
私が最初にやったのはビール瓶叩きです。
メトロノームの音を聞きながらビール瓶をねじ回し(中型のドライバー)の金属部分で叩いてみると面白いことがおきます。メトロノームと自分の叩いた音が完全に重なるとメトロノームの音が消えます。少しずれているとグニョという変な音が聞こえます。もっと外れているとメトロノームの音は普通に聞こえます。逆に言うとメトロノームの音が聞こえている時はタイミングが合っていないのです。
初めて1個の音が消せるようになるのに毎日練習して1ヶ月くらいかかりました。音が初めて消せたときはとても嬉しかったです。
練習を始めて1年半たった今はビール瓶ではなく自分の腿を手で叩いています。この場合はメトロノームの音が消えるか何とも無いかのどちらかで、少しずれている場合は良く分かりません。それでも10個中2~3個は消せるようになってきました。
5個くらい連続で消せたりするとドキドキするくらい興奮しますが、20個くらい叩いて1個も消せないと不安になります。
ドラマーは手も足も使いますが、メトロノームに合わせて足を動かすのはリズム感が良くても運動能力が良くないと難しいらしいです。リズム感の練習には、まずは自由に動かせる可能性が高い、利き手で練習した方が良いそうです。
実際の演奏に役立つと信じて、歩きながら、車の運転をしながらメトロノームと遊んでいます。
投稿: A991吹いてます | 2010/01/29 22:01:24
皆さんもリズムにご苦労のご様子・・・、
レベル違いとは思いますが、
私も、正に悪戦苦闘の毎日です。
サックスを始めた頃、
足でリズムを刻むのは狂い易いので駄目・・・、
と、どこかに書いてあったか、アドバイスを頂いて、
その頃は、あえてやらないようにした時期もありました。
今、ヒッシのパッチで、
ゼンマイのメトロノームに合わせて、
足でリズムを刻む練習をやっています。
が、やればやるほど狂う・・・ような、
今までで、一番努力しているモノの様な気がします。
投稿: おじさんのサックス | 2010/01/29 9:36:51
Shimada さん
今日はこちらでも氷が薄く張っていました。
毎朝公園を掃除する時、小さな池に氷が張っているかどうかを確認するのですが、これが寒さの一つの判断材料になっています。
私のリズム感は以前に較べると随分進歩したと思うのですが、演奏中にチョッと不安がよぎった途端に狂うとか、まだまだ曖昧な感覚です。
また足で刻むことができるのも、一つの手段、訓練ではあっても、これが全てではないことも、やってみて実感しています。
おっしゃるように永遠の課題として、感覚を磨く努力を続けたいと思います。
投稿: manchan | 2010/01/24 14:58:30
おはようございます、大分遅いですが・・、今朝は少し寒さが戻ってきました。
リズムトレーニング、そう云えば思い出しました。
ジャズサックス、最初の先生の初期の頃、私が、音符や休符のタイム感覚がルーズなので、こんな練習を相当させられました。
5線譜に、各種音符や休符を、ランダムに書き込んで、それを吹き易い音、ソとかシ音で譜面通りに吹きなさい。テンポ120くらい。
これが即座にはなかなか出来なくて、宿題、帰って、メトロノームで何度もやったこと。次のレッスンで、評価される、
の繰り返し。そして次の新たなリズム。
これで少しは良くなりましたが、今もこの辺が曖昧ですから、譜面を吹いても演奏にメリハリがない、やはり我々凡人には永遠の課題のようです。
投稿: Shimada | 2010/01/24 9:20:19