新教則本でのサックスのリズム練習
サックス教室の新しいクラスに入ってから、新教則本のChapter5からやっています。この教則本に実際に取り組んでみると、リズムやJazz Articulationの体系的な習得と言う点では、随分改良されていることが分かります。
運指の訓練では旧教則本の方が高度なものを求められていたように感じますが、新教則本は運指の方は比較的易しく、その代わりに、Jazz Walts、Swing、Jazz Articulationの課題曲が多く取り上げられています。
Chapter4では、「ぶんぶんぶん」(ドイツ民謡)を「Even8th、Swingの両方で練習してみましょう」という課題もありました。
旧教則本で、当初Swingには随分苦労しましたが、新教則本のように順を追って練習すると、もっと簡単に身に付いたようにも思います。旧教則本で教えた講師陣の経験が、新教則本に生かされているのだと思います。
ところで、新教則本のChapter6を予習していて、課題曲8番は旧教則本のLESSON3のEX.4と同じ曲なのを発見しました。このLESSON3のEX.4は4年前に随分苦労した曲です。新教則本では、課題曲毎に何が課題かが書かれています、この課題曲8番は「B♭メジャー/8分音符のシンコペーション」と書かれています。
旧教則本のLESSON3のEX.4とEX.6は特に難しく、なんでこの段階でこれをやらなければならないの?と思ったことを思い出しますが、新教則本では、順番にリズムを習得した上で、Chapter6に載せられています。やっぱりLESSON3のレベルではなかったのだと、今になって納得しています。
こんなことで、リズム感が良い人にとっては、新教則本は運指が比較的易しいので、スイスイ進むようにも思いますが、私にとっては、旧の教則本の苦労があるので、なんとかついて行けるというのが実感です。
新教則本の後半をやることで、思いがけずリズム練習のとても良い復習になっています。これをやる中で、自分のリズム感もこの5年で随分改善されてきたことが実感でき、この機会にリズム感を一層確実なものにすべく、新教則本に取り組みたいと思います。
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