歌う練習
先回のレッスンでも師匠から歌う練習をしなさいとのコメントがありました。
この歌う練習を続けてきて、この大切さがとても実感できてきました。
サックスを始めてから、このブログでもたびたび書いてきましたが、私の場合はリズム感の向上に随分時間を割かざるを得ない状態が続きました。最初から歌う練習の大切さを知っていたら、もっと短時間でリズム感が向上して、教則本の進み方も早かったと思います。
以前はいきなり吹くことから始めていましたが、この練習のやり方では、運指とリズムの両方に同時にチャレンジすることになり、とても難しい練習をしていたようです。
今は歌えるようになるまで、吹かないようにしています。
教則本に付随しているCDをヘッドフォンで聞きながら、それに合わせてドレミ・・・と音符を読みながら歌っています。運指に神経を使わない分、リズムと曲想表現に集中していろいろチェックができます。
これをやっていて気が付いたのですが、以前は足でリズムを取ることに集中して訓練していた時期がありましたが、どうもこれも必ずしも正しくないと思うようになりました。
今はこのように思っています。
とにかくカラオケに行って歌うように、CDに沿って歌う練習に取り組む
歌えるようになったら、伴奏から拍を感じて、拍も意識しながら、さらに歌い込む
歌いながら、手や足で拍を取る、身体全体を使って拍を感じながら歌うこともよいようだ
つまり、耳と体にそのリズムを染み込ませて行くのです。
最近自覚できてきたのですが、どうも私は楽譜を理屈で理解して、歌ったり、吹こうとしていたように思います。現在の師匠は、歌うこと、歌の心のように吹くこと、曲に乗って吹くことなど、音楽全体にはまって吹くことについていろいろコメントされます。この大切さが最近はとてもよく自覚できるのです。
以前はこのことを理屈で理解し、楽譜に記載されたアーティキュレーション通り吹くといった感じで練習していたと思います。
曲を楽譜に表現したものが楽譜ですが、楽譜には全部を書き切れているのではないので、曲の心を理解してその曲らしい微妙な表現に注意して吹くことについて、師匠からはよくコメントされます。楽譜から入って、楽譜から抜ける、この境地まで1曲を練習し続けることが大切なのだと思いますが、強い意志が必要です。
歌い続けて、我がサックスも一皮むけたいと思うこの頃です。
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