楽譜と音源を使った練習
サックスレッスンが約1カ月ないので、次の曲の練習もしています。
「ナイト・アンド・デイ」がかなり完成できたので、次の「Tsunami」にも取り組んでいます。これはサザンオールスターズの有名な曲ですが、3.11以後は歌われることがないと聞きます。歌詞を見ると、安易に津波を言葉として使ったのは軽率だったと思いますが、実際の津波の現実を知ってみると、全く不適当な使い方と思います。
でも、曲そのものは、とてもよい曲だと思います。
ところで、最近何回も書いてきたことですが、今年に入ってからの練習の特徴は、サックスを咥えて吹く前に、先ず音源と楽譜を使って、徹底的に歌う練習をすることです。
この練習はパソコンにヘッドフォンをつなぎ、インストールした音源を使って手軽にでき、効果がとても大きいので、もっと早くからこの方法を知っていれば、もっとスピードアップして上達できたのにとの思いを深くしています。
新しいYAMAHAの教則本、曲集には、CDが付属しています。これを聞きながら、楽譜を見て歌うのです。
さらに歌えるようになったら、YouTubeで探して、オリジナルの曲の演奏も聞き、またそれに合わせて歌うこともしています。
以前は、いきなり、サックスを咥え、音源を聞きながら吹く練習を開始していました。
これだと、リズムに乗れない曲の場合、何回も何回も練習しなければマスターできませんでした。今は音符を見て、リズムに乗って歌えるようになることを先ずやるようになりました。
その後サックスを咥えて、練習するので、運指とブレスに集中して練習することができます。
また歌う練習に集中すると、ブレスを適切にやることが、身体全体でリズムを感じ取るためにとても重要だということも分かってきました。
裏拍から入るフレーズでも、表拍のところでブレスができると、裏拍の頭にドンピシャリと合わせることができることも分かってきました。
そこで、大げさにブレスすることも意識して練習しています。
分かってみれば当たり前のことで、多くの人はこのような練習をすることが常識だったのかもしれませんが、私にとっては約7年間かかって、やっと気が付いた練習法です。
「ナイト・アンド・デイ」も「Tsunami」も運指的にはあまり難しくはなく、何故 Chapter10の曲なのかと思いますが、リズム的には Chapter10の曲なのかなと思います。
でも、毎日歌うことで、このリズムの習得に集中していると、以前に比べ比較的短時間に吹けるようになってきました。
この方法で、先に先にと、リズム的には予習が進んで行くとよいなと思っています。
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コメント
ちゃま さま
面白いコメントありがとうございます。
剣道でも一瞬のタメがとても大切であることはよく理解できます。もっとも私はこれが下手で、タメがなく打って出て、よく外されり、出合頭の小手や面を取られ、無念の涙をこぼしたものです。
このように理解すると、表拍の一瞬の待ちができ、上手く裏拍を待てる時と待てないで慌てしまう、我が心の強さが至らないことも確かにあります。
音楽的リズム感の醸成が本質的なことだとは思いつつ、コメントいただいたような心の鍛え方も意識してやって行きたいと思います。
ご指摘、ありがとうございました。
投稿: manchan | 2012/05/17 23:33:15
Manchanさんのブログは構成が見やすく、楽しく拝見しています。
さて、リズムの取り方について書かれていますが、これまでの記事をみますとManchanさんは剣道をされていたようで、ある意味リズム感はご自分が感じていないだけであるのではないでしょうか?
それというのも、僕も武道をやっていましたが、剣道の場合、踏込が表拍、打込みが裏拍なのではないでしょうか。
初心者は、踏込が8分休符だが、上級者になるにしたがって、それが短くなっていくような・・・・
きっと、武道もリズム感が重要ですから、そこから理解するのはどうでしょう?
投稿: ちゃま | 2012/05/17 12:40:14