サックスレッスンの記録(323回~324回)
今年も、もう2回のレッスンが終了しました。
教則本の方は、♯5つのロ長調に取り組んでいます。
左右の小指を滑らせて、低音のシ、♯ラ、♯ド、♯レを出すのに苦戦しています。
これの練習は5分もやると指が疲れてくるので、毎日の繰り返し練習が大切ですが、なかなか指が言うことを聞いてくれず、年末から練習しているのにも関わらず、まだ上手く指が動きません。まだまだ練習が必要です。
曲の方はブルー・ボッサをやっています。教則本が♯5つで、ブルー・ボッサはハ長調なので、頭の中を切り替えないと、指を間違えやすいです。
これも以前から書いているように歌うことから始めましたが、何時ものことですが、アドリブのところは八分音符の連続で、楽譜を追えず、歌えるようになるまで苦労しました。
1月18日からの週の日経新聞夕刊の「くらし」の欄に「ジャズサックス還暦の挑戦」という記事が掲載されています。
その中で、
『練習を積み重ねれば、楽譜と運指が連動するようになると信じて練習していたがそれは大間違いで、「メロディーを音階で歌うソルフェージュが出来なければ、楽器でも吹けない」と講師に指摘された』
との記載がありました。
私の師匠も常々「歌えないと吹けない」、「楽譜の音符ではなく、音を感じて指が動くように練習することが大切」と言われていますので、昨日のレッスンでは歌うことと、実際に吹くことの練習の比重について質問してみました。
すると、歌うこと6、吹くこと4位の比重でやるとよいと言われました。しかも単に歌うだけでなく、いろいろ曲想とか、きれいなフレーズを綺麗に歌う工夫とか、歌いながら楽器を仮想して指を動かす練習も一緒にやるとよいとのことです。
要するに耳を音に集中して、音やリズム、曲想を感じ取る訓練が大切とのことです。
こう言われると、私の練習は9割以上が実際に吹く練習をしているので、思い切った発想の転換で、練習メニューを考え直さなければなりません。指が早く動くようにと焦って吹く練習ばかりしてきましたが、しばらく師匠が言われるような練習をして、急がば回れを実感してみようと思いました。
この記事が気になって、「ソルフェージュ サックス」の検索語で検索してみると、最初にソルフェージュをおろそかにして付いた癖を挽回するのには、相当の苦労が必要と書かれた記事もあり、恐ろしくなってきました。私の場合、最初の5年間は楽譜と運指の連動を重点に練習し、ほとんど歌っていませんでしたので、ここで失った時間は、今思うととても残念な時間です。
こんな記載も見つけました。自分の経験からしても納得です。
『楽器の練習を実りあるものにするために、私がやっていることのひつつに「ソルミゼーション」がある。聞き慣れない語だが、何のことはない、メロディーをドレミで声に出して唱うことなのだ。面白いことに指やリズムが難しいところは、声でも歌えないことが分かる。音程の跳躍やリズムの複雑さが頭の中が整理できていないまま、しゃかりきになって楽器を練習しても、なかなか上達しない。体に余計な力が入ったりして、苦しまぎれの吹き方になってしまう。』
出所:http://www.kumoiq.com/oboeg.html#110
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